内からスルスルとナンヨーテンプルが抜け出す…新潟新馬

10月4日(土)、3回新潟7日目5Rで2歳新馬(芝2000m)が行なわれ、柴田善臣騎手騎乗の6番人気・ナンヨーテンプル(牡2、美浦・奥平雅厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:04.8(稍重)。

2着にはクビ差で3番人気・カカドゥ(牡2、美浦・奥村武厩舎)、3着にはクビ差で7番人気・アキトプレスト(牡2、美浦・牧厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたグランシャリオ(牡2、美浦・加藤征厩舎)は5着に敗れた。

レース前から大粒の雨が降り出す若駒には酷なコンディション。スタート後の直線は4頭が雁行。向こう正面に入るとコーナーワークを利してゼーレが先頭に立ち、人気のグランシャリオはガッチリと2番手。ナンヨーテンプル、スプレンデレ、ハーブガーデンらが続き、先頭は8頭ほどの集団となった。
3コーナーからアキトプレストが外めを回って勢いよく進出。直線に入るとグランシャリオが抜け出そうとするが、馬群の内で脚を溜めていたナンヨーテンプルが一気に先頭へ。外からアキトプレスト、カカドゥが追いすがるがクビ差振り切って新馬勝ちを収めた。

勝ったナンヨーテンプルは昨年のセレクトセールにて1470万円で取引され、現2歳世代で厩舎2頭目となる勝ち上がり。ゼンノロブロイ産駒はこの世代7頭目の勝ち上がりとなった。

馬主は中村徳也氏、生産者は新ひだか町の桜井牧場。馬名の意味由来は「冠名+こめかみ」。

1着 ナンヨーテンプル(柴田善騎手)
「仕掛けてからも反応していましたし、レース振りは良かったと思います。まだまだこれからの馬ですが、現時点でこれだけ走れていますからね。この先も良くなってくると思います」

2着 カカドゥ(柴山騎手)
「良い脚を使っていますが、最後は勝ち馬と併せるような形になれば良かったですね。少しフワッとする感じになりました。それでも力がありますし、良くなってくると思います」

3着 アキノプレスト(江田照騎手)
「最初は気を遣いながら走っていましたが、向正面くらいから自分のリズムで走れていました。次は変わると思います」

4着 スプレンデレ(三浦騎手)
「子供っぽいところがあるので遊び遊びになるかと思っていましたが、しっかり反応してくれました。馬群で競馬が出来たのもプラスになると思いますし、初戦としては良い内容でした。使って更に良くなると思います」

5着 グランシャリオ(田中勝騎手)
「良い位置で流れに乗れましたが、もうひと踏ん張りですね。使って変わってくると思います」

2歳新馬の結果・払戻金はコチラ⇒

ナンヨーテンプル
(牡2、美浦・奥平雅厩舎)
父:ゼンノロブロイ
母:ハイカックウ
母父:High Chaparral

ナンヨーテンプル

ナンヨーテンプル

ナンヨーテンプル


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