名手の手綱捌きでウェルブレッドがデビューV…東京新馬

11月2日(日)、4回東京9日目5Rで2歳新馬(芝2000m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の3番人気・ウェルブレッド(牡2、美浦・加藤征厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:05.8(良)。

2着には半馬身差で6番人気・シップーコウライ(牡2、栗東・野中厩舎)、3着にはクビ差で1番人気・ブライトバローズ(牡2、美浦・堀厩舎)が続いて入線した。

ややバラついたスタートから先手を奪ったのはスリルオブジョイ。シップーコウライが番手を追走し、アフェットゥオーソ、ケースバイケース、ニシノエルドール、エドノジョンソンが続き、1番人気のブライトバローズは中団やや後方からレースを進める。
前半の1000mが1分6秒のスローペースで淡々と流れる中、ウェルブレッドが3コーナーからポジションを押し上げて直線へ。残り200mからシップーコウライとウェルブレッドが激しく叩き合い、さらに外からブライトバローズが襲いかかるも、ゴール前でグイッとひと伸びしたウェルブレッドが半馬身抜け出して1着。
2着争いはシップーコウライがクビ差ブライトバローズを抑え、ウオッカの仔で2番人気に支持されたケースバイケースはブライトバローズから2馬身半差の4着だった。

勝ったウェルブレッドの母アドアードはアイルランドのG3ブルーウインドSの勝ち馬で、兄に今年の共同通信杯7着のローハイドがいる血統。騎乗したルメール騎手は今回の短期免許では初勝利で、年明けの免許期間を合わせると今年14勝目。イスラボニータに騎乗する天皇賞と同じコースで弾みが付く勝利となった。
馬主は有限会社サンデーレーシング、生産者は白老町の(有)社台コーポレーション白老ファーム。馬名の意味由来は「育ちのいい、上品な」。

1着 ウェルブレッド(加藤征調教師)
「ジョッキーのペース判断が良かった。早めに動いたのは正解でした。きつい形ではありましたが、調教でも並ばれていい勝負根性を見せていましたからね。まだ良くなる途上。いったん放牧を挟み、次のステップに進ませます。今後が楽しみになりました」

3着 ブライトバローズ(福永騎手)
「直線はよく伸びている。内を突こうかと思ったが、外へ張られてしまったからね。まだこれからの馬だよ」

4着 ケースバイケース(戸崎騎手)
「まだ芯が入らず、緩い状況です。いいセンスがありますよ。使われて良いほうへ向くでしょう」

7着 クラウンジーニアス(江田照騎手)
「ゲートを出てびっくり。押したら行きたがったしね。コントロールが利けば、次はがらっと変わりそうだよ」

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ウェルブレッド
(牡2、美浦・加藤征厩舎)
父:ディープインパクト
母:アドアード
母父:Galileo

ウェルブレッド

ウェルブレッド

ウェルブレッド

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