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アスカクリチャンが引退 種牡馬入りへ
2014/11/5(水)
2012年の七夕賞や昨年のアルゼンチン共和国杯を制し、2日の天皇賞(秋)で18着に敗れていたアスカクリチャン(牡7、栗東・須貝尚厩舎)は、種牡馬入りする方向で話を進められていることが明らかとなった。同馬は08年の北海道オータムセールにて僅か210万円で落札され、09年9月にデビュー。未勝利戦を脱出するまで11戦を要するなど、なかなか勝ち切れないレースが続いたものの、4歳になって本格化。11年12月にOP入りすると、翌年7月の七夕賞でトーセンラーを破り、5歳にして見事重賞ウィナーの仲間入りを果たした。
以後は中距離路線の重賞で活躍し、昨年のアルゼンチン共和国杯をメンバー最速の上がりで制覇。暮れには初のG1挑戦にして海外遠征となった、香港ヴァーズ(7着)にも出走した。
しかし、7歳となった今年は精彩を欠いたレースが続き、エルムS(12着)で初ダートにも挑戦するなど、今後の方向性を模索されていたが、天皇賞(秋)のレース中に左後肢繋靭帯断裂を発症。診断の結果、競走能力喪失と診断され、惜しまれつつも引退の運びとなった。
今後は、脚の回復を待って種牡馬となる予定。ダートで活躍したスターリングローズの後継種牡馬として期待がかかる。
馬主は栗本博晴氏、生産者は新冠のつつみ牧場。馬名の意味由来は「冠名+愛称」。通算獲得賞金は2億4083万4000円(付加賞含む)。
アスカクリチャン
(牡7、栗東・須貝尚厩舎)
父:スターリングローズ
母:ローレルワルツ
母父:ダイナレター
通算成績:46戦7勝
重賞勝利:
13年アルゼンチン共和国杯(G2)
12年七夕賞(G3)
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