近親に活躍馬多数のロードカナロア産駒エトナが混戦を抜け出す!…東京新馬

エトナ

11月12日(日)、5回東京4日目5Rで2歳新馬(芝1600m)が行なわれ、武藤雅騎手騎乗の7番人気・エトナ(牡2、美浦・栗田博厩舎)が優勝。ポンと好スタートを切って2番手追走、スローペースをスムーズに折り合う。直線では坂下から追い出され、じわじわと加速して逃げ馬を目標に懸命に伸びる。内外から差し馬が猛追する中、一歩先に抜け出してそのまま押し切った。勝ちタイムは1:37.4(良)。

2着にはクビ差で3番人気・ミッキーボニータ(牡2、美浦・萩原厩舎)、3着にはアタマ差で5番人気・マイネルキラメキ(牡2、美浦・和田雄厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたウィキッドアイズ(牝2、美浦・手塚厩舎)は8着に敗れた。

勝ったエトナは17年千葉サラブレッドセールにて1566万円で取り引きされた。近親には03年阪神JF(G1)を勝利しているヤマニンシュクル、09年札幌記念(G2)、11年シリウスS(G3)と芝・ダ重賞を勝利しているヤマニンキングリー、重賞3勝のオレンジピール、重賞2勝のヤマニンメルベイユなどがいる。
馬主は岡田牧雄氏、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「イタリアのシチリア島の東部にあるヨーロッパ最大の活火山名」。

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1着 エトナ(武藤騎手)
「よく交わしてくれました。うれしいです。成長力が見込める馬。しっかりしてくれば、将来が楽しみです」

(栗田博憲調教師)
「びっくりしましたよ。まだまだ未完成。全体的に弱いのに。サンデーサイレスの肌に、ロードカナロアという良血ですし、持っている力は想像以上でした。今後はいったん放牧を挟み、リフレッシュさせたいと思います」

2着 ミッキーボニータ(三浦騎手)
「追い切りに跨ったときは併せ馬で遅れたが、しっかり追ったことがいい方向に出た。包まれてしまい、直線もぶつけられたけれど、いい経験になったと思う。これから体も精神も良くなるよ」

3着 マイネルキラメキ(柴田大騎手)
「いい根性をしています。最後まであきらめず、じりじり伸びました。遅生まれ(5月29日生まれ)
だけに、これから良くなります」

4着 ベストミライ(田辺騎手)
「能力は感じます。もっと落ち着きがほしいですね」

5着 ピオレドール(大野騎手)
「もさっとスタート。道中はスムーズでしたし、メリハリが利き、終いも脚は使っています」

8着 ウィキッドアイズ(V・シュミノー騎手)
「囲まれてしまった。行き場がなかったよ」

9着 ゲンパチカガヤキ(柴田善騎手)
「まだ緩いね。切れないけど、バテないね。走りは悪くなかったよ」

  • エトナ
  • (牡2、美浦・栗田博厩舎)
  • 父:ロードカナロア
  • 母:オレンジブロッサム
  • 母父:サンデーサイレンス

エトナ
エトナ

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