【チャンピオンズC】来春定年を迎える師へ 再び大仕事の期待ケイティブレイブ

帝王賞の再現を狙うケイティブレイブ

帝王賞の再現を狙うケイティブレイブ

29日、チャンピオンズC(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、JBCクラシック2着のケイティブレイブ(牡4、栗東・目野厩舎)は、福永祐一騎手が跨がって坂路で古馬500万のキタサンシーザーと併せ馬。2馬身追走して直線、強めに追われるとパワフルな脚捌きで、4F55.7-39.9-25.0-12.4秒をマーク。半馬身先着でフィニッシュした。

目野哲也調教師は「もう少し時計を出しても良かったかな。ま、使ってきてるし馬だし、これでいいか。順調にこれてるのが何よりだよ。行こうと思えばハナにも行けるぐらいのスピードはあるし、このメンバーでもうまく流れに乗ってこれると思う。少し器用さを欠くところがあるから、そこをどう対処できるか。でも、相手は強いよね」と相手関係に一目置くものの、状態面には手応えを掴んでいる様子。帝王賞では主力メンバーの多くを負かしているだけに侮れない存在だ。

前走、みやこS3着のキングズガード(牡6、栗東・寺島厩舎)は、CWコースで終いを伸ばす追い切り。わずかに遅れを喫したが、大きく追走してのもので、6F83.0-67.6-53.0-38.5-12.2秒でシッカリとした脚でゴールを駆け抜けた。

初コンビを組む藤岡康太騎手も「追い切りは反応を確かめる程度でやりました。良かったと思いますよ。イメージしていたより乗りやすかったですね。道中でうまく脚をためて持ち味を引き出したい」と納得の口ぶり。今回の舞台である中京のダート1800mでは度々好騎乗を見せるジョッキーで、その手綱捌きが注目となる。