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【今週のコメント特注馬】新馬圧勝の素質馬が東京で巻き返し!
2019/5/3(金)
新馬戦を圧勝したアイワナビリーヴ
●5月4日(土)東京6R・3歳500万(芝1800m)
アイワナビリーヴ(牝3、美浦・戸田厩舎)
2走前の新馬戦はインの3番手につけると、直線でグングン加速して2着に3馬身半差を付ける圧勝劇を披露。そのパフォーマンスも評価され、前走のアネモネSは1番人気に推された。しかし初戦とは違い9番手からのレースを強いられ、いいところなく13着に敗れている。
騎乗した田辺裕信騎手は「枠もありますし、馬場の良いところまで持っていけませんでした。人気を背負っていたこともあって周りも簡単に外に出させてくれませんでしたし、馬場に脚を取られて上手く加速できませんでした」と口にしたように、3月の中山は内が荒れて走りにくく、不利な条件。加えて初戦より2秒以上前半3Fのペースが速いレースに対応しきれない面もあっただろう。新馬戦を制した東京に戻り、今回は外枠。素質から考えれば巻き返して当然、という条件替わりではないか。
●5月4日(土)新潟11R・邁進特別(芝1000m)
シゲルベンガルトラ(牡5、美浦・和田勇厩舎)
青竜Sや端午Sといったダートのオープンで3着のある馬で、前走の袖ヶ浦特別は16戦ぶりの芝出走となった。人気もそこまでなかったものの、3番手を確保し、直線もしぶとく伸びて3着を確保。管理する和田勇介調教師も「ジョッキーの進言で芝を使いました。後ろから運ぶ予定でしたが思ったよりスタートを出て前になりましたね。ペース的にはちょうど良かったです」と中身の濃いレースぶりに一定の手応えを得たよう。
元々小倉2歳Sでも5着があるようにそれなりに芝で結果を残してきた馬。和田調教師は「この先も1200m以下の芝を使っていく予定です。新潟の直線1000mも考えています」とレース後語っていたが、早速芝1000mを使ってきた。プリサイスエンド、キングヘイローで直線1000mで結果を残してきた血を多く持つだけに、初めての1000mはプラスになる可能性も十分。
◆先週の結果
★土曜東京5R・3歳未勝利 チャーチスクエア 10着(3人気)
前走は道悪で緩い馬場を苦にして大敗を喫したが、この日も前日から雨が続き、緩い馬場での戦いになったことが影響したか、道中2番手につけるもズルズル下がって10着に敗れた。「いい雰囲気で追走できましたが、脚が溜まっていないような走りでした。いいものはあると思います」と騎乗した石橋脩騎手も不完全燃焼という表情。
ここ2戦は緩い馬場に当たってしまい力を出し切れてはいないが、母は京都牝馬Sなどにもチャレンジした良血馬。良馬場の未勝利なら能力は上位だろう。マークは外せない。
★日曜東京6R・3歳500万 ザディファレンス 1着(1人気)
「芝スタートではスピードに乗れませんが、このメンバー相手でも終いは良い脚を使ってくれました。ベストは東京ダート1400かと思います」と前走騎乗した野中悠太郎騎手が語っていたように、今回はスタートしてから8番手といつもより前につけ、最後はメンバー中2位の上がり3F36.5を使って差し切り勝ち。ベストの舞台で結果を出してみせた。
「ダートスタートでいいところにつけられましたし、直線で外に出して思った通りの脚を使ってくれました。最後は物見していましたし、まだ余裕がありますよ」と、勝利に導いた野中騎手も満足な表情を見せていた。鋭い末脚は上のクラスでも即通用だろう。
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