【天皇賞(春)】豪のNo.1ジョッキーがジャガーメイルを悲願のGⅠ制覇に!

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10年5月2日(日)、3回京都4日目10Rで第141回 天皇賞(春)(GⅠ)(芝3200m)が行なわれ、C.ウィリアムズ騎手騎乗の2番人気・ジャガーメイルが、中団待機から、直線入り口で先頭集団に取りつくと先に抜け出したマイネツキッツをとらえ優勝。勝ちタイムは3:15.7(良)。

2着には3/4馬身差で、早目2番手からの競馬で粘り込みを図った4番人気・マイネルキッツ(牡7、美浦・国枝厩舎)、3着には16番人気・メイショウドンタク(牡4、栗東・本田厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたフォゲッタブルは、4コーナー付近ではジャガーメイルの後ろの位置に待機していたが、伸び切れず6着に敗れた。第11位に入線した8番トーセンクラウン(江田 照男騎手)は、2周目4コーナーで急に外側に斜行し、5頭の走行を妨害したため、第18着に降着となった。

勝ったジャガーメイルは、07年の9月にデビュー勝ち。翌年に1000万下から3連勝を挙げてオープン入り。オープン入り後も、昇級初戦のアルゼンチン共和国杯(GⅡ)でスクリーンヒーローの2着に好走すると、続く、香港ヴァーズ(GⅠ)でも3着に健闘。その後もオープンでは未勝利ながらも、昨年の目黒記念(GⅡ)、今年の京都記念(GⅡ)で2着などの実績を残していた。

同馬は近親に08年のスワンS(GⅡ)などを制したマイネルレーニアがいる血統。馬主は吉田 和美氏、生産者は浦河のアイオイファーム。馬名の意味由来は「ヒョウの鎧」。なお、重賞未勝利馬が天皇賞(春)を制したのは、昨年のマイネルキッツに続いて2年連続。

騎乗していたクレイグ・ウィリアムズ騎手はJRA重賞初勝利。JRA重賞は、08年の鳴尾記念(スウィフトカレント)以来2度目の挑戦。過去にWSJSの優勝経験を持つが、今週から初めて日本での短期免許を取得していた。この勝利が、史上初の外国人ジョッキーによる天皇賞(春)の優勝。
管理していた堀宣行調教師は、今年の高松宮記念に続いてGⅠは2勝目。JRA重賞通算13勝目。ジャングルポケット産駒はJRA重賞通算17勝目。GⅠは昨年のエリザベス女王杯以来の5勝目。

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ジャガーメイル
(牡6、美浦・堀厩舎)
父:ジャングルポケット
母:ハヤベニコマチ
母父:サンデーサイレンス
近親:マイネルレーニア
通算成績:18戦6勝



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