【天皇賞・秋】まさかの勝率1割台!「イクイノックス連覇の可能性」に迫る

昨年の天皇賞・秋を快勝したイクイノックス

昨年の天皇賞・秋を快勝したイクイノックス

今年の天皇賞・秋(G1、東京芝2000m)は、連覇を目指すイクイノックスを抜きに予想を組み立てるのは困難でしょう。

そこで今回は「イクイノックス連覇の可能性は?」と題して徹底検証。過去、連覇に挑んだ馬達の成績を振り返ったところ、衝撃の結果が浮かび上がってきました!

▼天皇賞・秋勝ち馬の翌年同レース成績
[2-2-2-5]
勝率18.1% 連対率36.3% 複勝率54.5%
(集計期間2000~22年)

▼主な好走馬
19年1着 アーモンドアイ(1人気)
→20年1着(1人気) 単勝1.4倍

12年1着 エイシンフラッシュ(5人気)
→13年3着(3人気) 単勝4.7倍

08年1着 ウオッカ(1人気)
→09年3着(1人気) 単勝2.1倍

04年1着 ゼンノロブロイ(1人気)
→05年2着(1人気) 単勝2.2倍

02年1着 シンボリクリスエス(3人気)
→03年1着(1人気) 単勝2.7倍

00年1着 テイエムオペラオー(1人気)
→01年2着(1人気) 単勝2.1倍

驚くべきことに2000年以降で天皇賞・秋を連覇した馬は2002・03年シンボリクリスエス、19・20年アーモンドアイの2頭だけ。そのほかは合計12頭が連覇に挑みながら、意外にも取りこぼしや馬券外に敗れるケースが目立ちます。

しかも2、3着に敗れた馬にはテイエムオペラオー(2000年1着→01年2着)、ゼンノロブロイ(04年1着→05年2着)、ウオッカ(08年1着→09年3着)など歴代の名馬がズラリ。さらにこの3頭は2年続けて1番人気に支持されていたことも見逃せません。

ただ、今回のイクイノックスは20年アーモンドアイと同じく、単勝1倍台の断然人気は確実。一方、先ほど馬名を挙げて2・3着に敗れた3頭は、いずれも「単勝2倍台の1番人気」でした。

以上の考察から最終的なオッズが連覇の可能性を見極めるパラメータとなるも、20年アーモンドアイのように単勝1.5倍を切るようであれば、イクイノックスの連覇は当確レベル。

また万が一、単勝オッズが1倍台後半~2倍台になるようであれば、取りこぼす可能性が浮上。それでも過去の傾向から、突発的なアクシデント以外の理由で馬券外に敗れる姿は想像できません!