【天皇賞・秋】1分55秒2の衝撃……「世界最強」は「歴代最強」へ

【天皇賞・春】春の盾は二強対決！馬券のカギは爆穴の一発！

提供：重賞トレンドジャッジ
G1・5連勝を果たしたイクイノックス

G1・5連勝を果たしたイクイノックス

10月29日(日)、4回東京9日目11Rで第168回天皇賞（秋）(G1)(芝2000m)が行なわれ、Ｃ．ルメール騎手騎乗の1番人気・イクイノックス(牡4、美浦・木村厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:55.2(良)。

2着には2馬身半差で6番人気・ジャスティンパレス(牡4、栗東・杉山厩舎)、3着には1馬身1/4差で3番人気・プログノーシス(牡5、栗東・中内田厩舎)が続いて入線した。

勝ったイクイノックスの半兄はヴァイスメテオール。天皇賞・秋は昨年にも制しており、19-20年のアーモンドアイに続く連覇となった。

また勝ちタイムの1:55.2は11年にトーセンジョーダンが記録した1:56.1を0.9秒塗り替える圧巻の日本レコード。「世界最強」と言われるこの馬が「歴代最強」と呼ばれるようになる日も、そう遠くないのかもしれない。

馬主は有限会社シルクレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。

イクイノックス


  • イクイノックス
  • (牡4、美浦・木村厩舎)
  • 父：キタサンブラック
  • 母：シャトーブランシュ
  • 母父：キングヘイロー
  • 通算成績：9戦7勝
  • 重賞勝利：
  • 23年天皇賞(秋)(G1)
  • 23年宝塚記念(G1)
  • 23年ドバイシーマクラシック(G1)
  • 22年有馬記念(G1)
  • 22年天皇賞(秋)(G1)
  • 21年東スポ2歳S(G2)


1着イクイノックス ルメール騎手
｢(勝つことができて)安心しました。世界一の馬ですね。良いスタートで、すぐに良いポジションを取れました。3番手でリラックスして走れていたので、これなら勝てると思いました。

(勝ち時計1分55秒2について)信じられませんね。イクイノックスは、ほとんど完璧な馬です。彼は自分の仕事をよく分かっています。乗りやすくて、息も入るし、リラックスできて、押してからすぐ反応できるので『ドリームライド』ですね。(天覧競馬で)すごく良い競馬をできて良かったです。またイクイノックスを応援しに来てください｣

イクイノックス

2着ジャスティンパレス 杉山晴調教師
｢ゲートをもう少し決めていれば、前に行くというのもあった。一歩目を決めきれなかったので、腹をくくってあのポジションで。前が流れたのもあるが、それでもいい脚を使った。これだけ使えるとは思っていなかった。収穫はあった。負けて悔しいけど、この時計だと納得感もあります｣

3着プログノーシス 川田騎手
｢素晴らしい具合でとてもいい走りを見せてくれました。全力で頑張ってここまできてくれました｣

4着ダノンベルーガ モレイラ騎手
｢ペース速いレースになったがいいスタートを切って手応えよく、良いポジションで競馬ができた。直線しまいの脚を見せてファイトしてくれたが、勝った馬が強かった。ただ今日使って次へステップアップできると思うので次走楽しみにしています｣

5着ガイアフォース 西村騎手
｢今日は勝ちに行く競馬をして思った通りのレースができた。後ろには強い馬たちばかりなので、4コーナーをまわってどれだけセーフティリードを取れるかと思っていたんですが、勝った馬が強かった。よく頑張ってくれました｣

6着アドマイヤハダル 菅原明騎手
｢中段で雰囲気良く運べて、GⅠのこのメンバーの中で力を出せたのはよかったです｣

7着ドウデュース 戸崎騎手
｢スタート上手に出てくれて、思ったよりも前のポジションでイクイノックスを見る形で行けた。道中リキみがあって、最後それが影響したと思う。もう少しリラックスさせてあげられたらよかった｣

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