【朝日杯フューチュリティS】人気が無くても軽視禁物!「穴パターン」に該当した伏兵

19年朝日杯FSで14番人気3着と大穴を開けたグランレイ

19年朝日杯FSで14番人気3着と大穴を開けたグランレイ


朝日杯フューチュリティステークス(G1、芝1600m)が阪神に舞台を移し、今年で9年目となります。

2017年よりホープフルS(中山芝2000m)がG1に昇格したことを受けて、近年は来春の3歳牡馬クラシックを見すえる馬はホープフルSに向かう傾向。朝日杯フューチュリティSにはマイル前後に適性がある馬の参戦が増えてきました。

出走馬全体がスピードタイプに偏ったことで、レースの性質も変化。その中でも「芝1600mより短い距離で勝ち上がった馬」の好走が目立ちます。


22年1着 ドルチェモア(1人気)
20年1着 グレナディアガーズ(7人気)
19年2着 タイセイビジョン(2人気)
19年3着 グランレイ(14人気)
17年3着 タワーオブロンドン(2人気)

注目は17年3着タワーオブロンドン、19年2着タイセイビジョン、20年1着グレナディアガーズなど、後に1200~1400m戦線に転じる馬が多数含まれていること。19年に14番人気で3着に激走したグランレイにいたっては、芝1200mの条件馬として走っています。

特に人気薄で激走した19年3着グランレイ、20年1着グレナディアガーズには、「芝1400mの未勝利戦をメンバー最速の上がりで勝利」という共通点がありました。

また17年3着タワーオブロンドン、19年2着タイセイビジョンも東京芝1400mの京王杯2歳Sを上がり最速で勝利。ファンの多くが距離不安から評価を下げている「前走芝1400m戦を上がり最速で勝利した馬」が、近年の穴馬券ポイントとなりそうです。

そして今年、上記で紹介した穴馬券ポイントに該当したのは下記の3頭。

サトミノキラリ
タイキヴァンクール
ダノンマッキンリー

有力視されているダノンマッキンリーはもちろんのこと、人気薄で要注目は前走芝1400m1着時のラスト3ハロンで1頭だけ33秒台をマークしたサトミノキラリです。過去の穴馬達と同様に距離延長を嫌われて評価を下げており、今回は絶好の狙い目となります!