【3歳馬情報】2歳王者の兄と似ている!?注目の3歳牝馬が中山でデビュー!

2014年開幕週の3日間開催も終わり、冬の中山開催は早くもあと2週。今週も中山では2歳王者の妹がデビューするなど見所が多い。京都でも多くの良血馬がデビューを予定しており、厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。

◆1月13日


●中山芝1600m

ミスティカルレイ(牝、ロードカナロア×バディーラ、美浦・国枝厩舎)
半兄ダノンプラチナ(朝日杯FS勝ち馬)。1週前調教(以降も調教時計は、主に1週前の追い切り)は、CW6F87秒7-11秒6。「稽古は上がり重点ながら、終い1ハロンは持ったままで11秒6をマーク。兄も瞬発力に秀でたタイプだったが、妹も似たタイプ」と記者の話。鞍上は菅原明騎手。

バスターウルフ(牡、オルフェーヴル×ディアアレトゥーサ、美浦・田村厩舎)
母は福島記念2着、おじナカヤマフェスタ(宝塚記念勝ち馬、凱旋門賞2着)。7日の中山芝2000mを除外。ウッド6F82秒4-12秒2と、田村厩舎らしく速い時計をマーク。デビューが1週伸び、仕上がりも更に進んでいる。

●中山ダート1800m

ヴァイザーブリック(牡、ブリックスアンドモルタル×ヴァイスハイト、美浦・池上厩舎)
半姉クルークハイト(5勝)。近親ソングライン(G1を3勝)、ディアドラ(国内外でG1を2勝)、ロジユニヴァース(日本ダービー勝ち馬)。時計はウッド6F83秒1-12秒1。なお翌日のダート1800m戦デビューの可能性もある。

アイビーサムライオ(牡、ダノンレジェンド×ホッコーパフューム、美浦・牧厩舎)
おじホッコーブレーヴ(天皇賞・春3着)。坂路52秒4-12秒3の好タイムをマークし、初戦から好勝負を期待したい。

●京都ダート1800m

ビルンバウム(牡、マインドユアビスケッツ×スカーレル、栗東・渡辺厩舎)
母は4勝。半姉イルマタル(3勝)、近親ジャスティンカフェ(エプソムC勝ち馬)。CW6F85秒9-13秒0とかかったが、11月半ばにはCW6F83秒2-12秒2の時計を出しており、まだまだ良化は見込める。

◆1月14日


●中山ダート1800m

タイセイシップ(牡、キズナ×フライングヴィジョン、美浦・栗田厩舎)
おばタピッツフライ(北米G1を2勝)、いとこグランアレグリア(G1を6勝)。ウッド6F85秒0-11秒9の時計が出ている。

●京都芝1600m

ミエスペランサ(牝、リアルスティール×ミスエルテ、栗東・池江厩舎)
母はファンタジーS勝ち馬。時計はCW6F82秒7-12秒1。「母同様にナイーブで神経質な面もある。稽古はセーブ気味でも弾むようなフットワーク。両親の血統から適性は芝のマイル前後か」と記者の話。鞍上は西村淳騎手。

ロストシークレット(牡、Siyouni×Secret Gaze、栗東・中内田厩舎)
おじMogul(香港ヴァーズなどG1を2勝)、Japan(欧州でG1を2勝)。1週前はCW6F83秒8-11秒6。2週前は6F84秒9-11秒2と速い上りをマークし、評価を上げている。鞍上は川田騎手。

レッドエヴァンス(牡、ロードカナロア×レッドアヴァンセ、栗東・音無厩舎)
母はヴィクトリアマイル3着。おじクラレント(重賞6勝)、リディル(重賞2勝)、レッドアリオン(重賞2勝)、サトノルパン(京成杯勝ち馬)。時計は坂路52秒2-12秒9。「音無厩舎らしく坂路中心の乗り込み。タフな馬場でも全体時計は十分に出ており、スピード能力は確か。血統背景から、持久力タイプの印象」と記者の話。鞍上は北村友騎手。

マルモア(牝、エピファネイア×マーブルカテドラル、栗東・松永幹厩舎)
母はアルテミスS勝ち馬。半兄グランオフィシエ(メトロポリタンS1着)、おじアサクサダンディ(ニュージーランドT3着)。時計はCW6F83秒3-12秒5が出ている。鞍上は田辺騎手。

アイレント(牝、オルフェーヴル×アルメーリヒ、栗東・四位厩舎)
半姉アルメリアブルーム(愛知杯2着)、おじオーシャンブルー(重賞2勝、有馬記念2着)。1週前はCW6F86秒6-12秒4。年末には終い重点にCWで1F11秒6をマークしている。鞍上は古川吉騎手。

●小倉芝2000m

メルトユアハート(牝、ロードカナロア×キャトルフィーユ、栗東・長谷川厩舎)
母はクイーンS勝ち馬。半兄ロードプレジール(3勝)、おばレディアルバローザ(中山牝馬S2勝)、エンジェルフェイス(フラワーC勝ち馬)。1週前は坂路で52秒5-12秒3、2週前はCWで終い重点に1F11秒2と、好時計を連発している。