10年7月11日(日)、2回福島8日目11Rで第46回 七夕賞(ＧⅢ)(芝2000m)が行なわれ、柴田 善臣騎手騎乗の11番人気･ドモナラズが優勝。勝ちタイムは2:00.4(良)。

2着にはクビ差で6番人気･アルコセニョーラ（牝6、美浦・畠山厩舎）、3着には2番人気･バトルバニヤン（牡6、栗東・池江厩舎）と1番人気･サンライズベガ（牡6、栗東・音無厩舎）が続いて入線した。

レースはフサイチアウステルがハナに行き、3角からはニルヴァーナが引っ張る展開。3～4角にかけて中団の馬が一気に前に迫りよってきたため、先行勢には厳しい展開に。1000ｍ通過は61.0でスローに使いミドルペースだったが、結局最後は外を回してきた馬が横一線になっての叩き合い。道中は後方に位置し、4角では最後方だったドモナラズが一番外から怒涛の末脚を見せつけ、残り数十ｍのところで差し切った。

07年10月にデビュー。初勝利は4戦目で、血統的に合いそうなダート1200ｍ戦で挙げた。それから数戦するもなかなか2勝目に届かず、念願の2勝目は芝転戦の緒戦、小倉芝1800ｍ戦で挙げ、そこから芝路線を進むことに。それから時間を掛けながらさらに3勝を挙げ、今年の2月にオープン入り。そこから7戦目となる今回、ついに初重賞制覇を成し遂げるにいたった。
勝ったドモナラズは馬主は小田切 有一氏、生産者は沙流郡の下河辺牧場。馬名の意味由来は「どうにもならず、腕白者（丹後弁）」。

騎乗していた柴田善臣騎手は、本レースは04年以来3勝目で、JRA重賞は通算79勝目。先々週の宝塚記念、先週のラジオNIKKEI賞に続き、3週連続重賞制覇。管理する音無秀孝調教師は、本レース初勝利でJRA重賞は通算40勝目。アフリート産駒はJRA重賞通算13勝目。

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ドモナラズ
(牡5、栗東･音無厩舎)
父：アフリート
母：アンプルカット
母父：ナリタハヤブサ
通算成績：26戦5勝


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