【青葉賞】ウインバリアシオンが後方一気の差し切り勝ち!

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11年4月30日(土)、2回東京3日目11Rで第18回 テレビ東京杯青葉賞(GⅡ)(芝2400m)が行なわれ、道中、後方でジックリと脚をタメていた安藤 勝己騎手騎乗の6番人気・ウインバリアシオンが上がり3F:33.6の末脚で差し切り勝ち。勝ちタイムは2.28.8(良)。

外目の3番手を追走していた4番人気・ショウナンパルフェ(牡3、美浦・二ノ宮厩舎)が1/2馬身差の2着。ブエナビスタの半妹で、1番人気・トーセンレーヴ(牡3、栗東・池江寿厩舎)は直線、馬群を縫って猛追するも3着まで。ダービーの出走権を手にすることは出来なかった。

勝ったウインバリアシオンは、昨年8月、小倉のデビュー戦を3馬身差で圧勝。続く野路菊Sも2馬身半差で快勝し、クラシック候補として呼び声も高かった厩舎の期待馬。その後の不振で皐月賞への出走は叶わなかったが、2400mに距離が延びたココで巻き返し。見事、ダービーの切符を手に入れた。馬主は株式会社 ウイン、生産者は安平のノーザンファーム。馬名の意味由来は「冠名+バレエのソリストによる踊り(仏)」。
なお、この勝利でハーツクライ産駒の重賞初制覇となった。

1着 ウインバリアシオン(安藤勝騎手)
「調教で1度乗りましたが、素直で良い感じでした。もう少し前に行けるかと思いましたが、トビが大きくゆったり走るので、ペースが遅かったですけれどあの位置になりました。浜中君をマークする形で進んで、すんなり交わして行ったので何とかなるかな、と思いました。
ダービーと同じ条件で勝てたのは大きいですね。気持ちがゆったりして、レースに注文が付きませんし、本番(ダービー)でも力を出してくれると思います」

3着 トーセンレーヴ(ウィリアムズ騎手)
「思った通りの競馬は出来ましたけど、ちょっと位置が後ろ過ぎたかもしれません。勝ち馬のような、自分の馬よりもビュンと行ける馬の近くにいれば、もっと能力を引き出せたと思います」

4着 ギュスターヴクライ(内田博騎手)
「スローペースですから、外から締められてしまいますね。良く伸びていますが…」

5着 ショウナンマイティ(浜中騎手)
「スローペースでも折り合いは付いて、道中のリズムも良かったです。上がり勝負に自信はありましたけど、ダービーの権利を取らないといけないし、早めに行きましたが…。力はある馬なので、これから良くなってくると思います」

6着 ホッコーガンバ(江田照騎手)
「前々で上手く運べました。良く頑張っています」

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ウインバリアシオン
(牡3、栗東・松永昌厩舎)
父:ハーツクライ
母:スーパーバレリーナ
母父:Storm Bird
通算成績:6戦3勝




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