アカンサス、シシリアンブリーズの2頭がオークスへ/スイートピーS

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11年5月1日(日)、2回東京4日目11RでスイートピーS(芝1800m)が行なわれ、中団を追走していた後藤 浩輝騎手騎乗の2番人気・アカンサスが、メンバー中、最速の上がり3F:33.6の末脚で差し切り勝ち。勝ちタイムは1.48.0(良)。

2着にはクビ差で1番人気・シシリアンブリーズ(牝3、栗東・橋田厩舎)。この2頭がオークスの優先出走権を手に入れた。2馬身半差の3着には4番人気・マイネクイーン(牝3、美浦・斎藤誠厩舎)。

勝ったアカンサスはデビューから3戦全てでメンバー中、最速の上がり3Fをマーク。中山では差し届かずのレースが続いたが、直線の長い東京コースで更にその末脚に磨きがかかった。馬主は魚住 啓市氏、生産者は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「花名。花言葉は美術、技巧。母名より連想」。

1着 アカンサス(後藤騎手)
「ゲートに関しては、いつもより出たほう。口が柔らかく、無理に操作できないタイプだけに、あのくらいがむしろ好都合なんだ。道中はうまくなだめられたし、スムーズに追走することができた。4コーナーでは離されてしまったが、直線の伸びは想像どおり。ゴール前で決め手を爆発させることができた。引っかからずにこんなレースができれば、オークスの2400mにも対応が可能。いまが伸び盛りだから、楽しみが広がったよ」

2着 シシリアンブリーズ(田中勝騎手)
「ゲートを押してポジションを取りにいったぶん、ちょっとエキサイトしちゃった。それでも、いい伸び脚だったし、勝てると思ったんだけどね。かかったぶん、甘くなった。でも、オークスの権利が確保できて良かったよ」

3着 マイネクイーン(柴田大騎手)
「本当に乗りやすい馬。うまく乗れたと思います。道中は理想的に運べ、よくがんばってくれました」

4着 ピュアオパール(吉田豊騎手)
「もっと伸びそうな感触。そう切れないけど、距離は大丈夫だね。先につながるレースはできた」

5着 オースミマイカ(三浦騎手)
「状態は良かったが、ヨーイドンの流れはきつい。4コーナーでトモを滑らせるシーンもあった。もっと前々で運びたかったね。体がしっかりすれば、いずれ器用に動けるようになるだろう」

6着 メロークーミス(大庭騎手)
「もうひとがんばりがほしいところですが、スタートが良く、折り合いも付き、いい走りはしています。まだ体が緩いので、これから成長すると思いますよ」

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アカンサス
(牝3、美浦・畠山吉厩舎)
父:フジキセキ
母:センスオブアート
母父:Unbridled’s Song
通算成績:4戦2勝

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