【かしわ記念】フリオーソがJRA勢を完封!エスポワールは3着

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5月5日(祝・木)、船橋競馬場で行われた交流重賞・第23回 かしわ記念(JpnI)(4歳上、1着賞金:6,000万円、ダート1,600m)は、戸崎圭太騎手騎乗の2番人気・フリオーソ(牡7、船橋・川島正厩舎)が、JRA勢5頭を抑えて快勝。勝ちタイムは1.38.2。

2着には武豊騎手騎乗の5番人気・ラヴェリータ(牝5、栗東・松元茂厩舎)、単勝1.4倍の1番人気に支持されたエスポワールシチー(牡6、栗東・安達厩舎)は3着に敗れている。

レースは外からピンクの帽子2頭、ラヴェリータ、グランシュヴァリエが先手を主張する形でスタート。フリオーソが3番手、エスポワールシチーはゲートで立ち遅れ、5番手を追走。

縦長の隊列から、残り600mを過ぎたところで先団が一気に凝縮。フリオーソが早くも先頭に立って直線へ。内で食い下がるラヴェリータ、外から追いすがるエスポワールシチー、ダイショウジェットを振り切ってゴールを駆け抜けた。

勝ったフリオーソはこれが交流JpnⅠ・6勝目。かしわ記念は、09年5着、10年2着(ともに勝ち馬エスポワールシチー)に続く3年目の挑戦での初制覇となった。馬主はダーレー・ジャパン・ファーム、生産者は新冠のハシモトフアーム。馬名の意味由来は「熱狂的に(音楽用語)」。

1着 フリオーソ(戸崎圭太騎手)
「ここ最近、充実したレースをしてくれていますし、返し馬の雰囲気がよかったので、自信を持ってエスポワールシチーを負かしにいけました。隣で(エスポワールシチーが)出遅れたのを見て、自分もハナに行こうかと考えましたが、外の馬が速かったので、それを行かせる形になりました。道中も雰囲気はよかったし、いつでもゴーサインを出せば、反応してくれそうな手応え。エスポワールシチーが後ろにいたので、早目にスパートはかけようと思っていました。ずっと乗せてもらっていますけれど、調子が落ちることなく、歳をとる度に力をつけて充実してきているのを感じますし、頭が下がります。
東日本大震災があった中で、競馬をやらせてもらって、そんな中で大きなレースを勝てて嬉しく思います。競馬を通して日本が元気になれればと思っていますので、まだまだ応援よろしくお願いいたします」

フリオーソ
(牡7、船橋・川島正厩舎)
父:ブライアンズタイム
母:ファーザ
母父:Mr. Prospector
通算成績:35戦11勝(うち中央5戦0勝)
主なJpnⅠ勝ち鞍:08・10年帝王賞(JpnI)
11年川崎記念(JpnI)
07年ジャパンダートダービー(JpnI)
06年全日本2歳優駿(JpnI)



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