良血・ヴィジャイが差し切りで2勝目…夏木立賞

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11年5月14日(土)、2回東京7日目9Rで夏木立賞(芝2000m)が行なわれ、岩田 康誠騎手騎乗の4番人気・ヴィジャイが優勝。勝ちタイムは2:01.0(良)。

2着にはクビ差で8番人気・コスモロビン(牡3、美浦・清水英厩舎)、3着には3番人気・インプレザリオ(牡3、美浦・戸田厩舎)が続いて入線した。 1番人気に支持されたサトノシュレンは7着に敗れた。

レースはポンとオマワリサンが出てハナへ。インプレザリオ、ニシノジャブラニがそれに続き、ヴィジャイは中団。大きな動きのないまま、スローペースでレースが進み、直線へ。 引き続きハナをきっていたオマワリサンが粘り込みを図ろうとしたところに、インプレザリオがインを突くと、オマワリサンもモタれるように左右の馬にぶつかるシーンもあったが、後方からコスモロビン、ヴィジャイが猛追。 最後はディープインパクト産駒らしい切れ味をみせたヴィジャイが、先に抜け出したコスモロビン、インプレザリオを一気に差し切った。

勝ったヴィジャイは、半兄・姉に08年のNHKマイルCで2着、ダービーで3着のブラックシェルやダブルティンパニー、シェルズレイら、 松田国英厩舎所縁の血統馬で待望の2勝目となった。馬主は金子真人ホールディングス 株式会社、生産者は安平のノーザンファーム。馬名の意味由来は「勝利(ヒンディー語)」。

1着 ヴィジャイ(岩田康騎手)
「凄く折り合いがついたから、最後切れたのかな。もう少し距離が長くても良いですね」

2着 コスモロビン(松岡騎手)
「馬が良くなっていますね。追うとフラフラするところがありますけど、その辺りが良くなればもっとやれますよ」

3着 インプレザリオ(武豊騎手)
「直線狭くなりましたけど、抜けて勝ったと思ったら、馬場の内を物見してしまいました。もったいないですね。能力はありますよ」

4着 シャイニンロミオ(横山典騎手)
「馬は良くなっています。気持ちも穏やかで、体も上手く使えるようになって来ました」

5着 ゴールドブライアン(後藤騎手)
「最後も来ているんですけど、ラスト1ハロンで止まっているので、距離が影響しているのかもしれませんね。マイルならキッチリ追い込めそうです」

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ヴィジャイ
(牡3、栗東・松田国厩舎)
父:ディープインパクト
母:オイスターチケット
母父:ウイニングチケット
通算成績:8戦2勝


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