【ラジオNIKKEI賞】フレールジャック「並みの能力ではない」

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1着 フレールジャック(福永騎手)
「これが3戦目とキャリアが浅く、少しずつしっかりしつつある段階。それでも、初の長距離輸送でナーバスになっていた。スタートまでイレ込みがきつかったよ。それを跳ね除けるんだから、並みの能力ではない。 レースでも前半から行く気満々で。落ち着くのに時間がかかり、最後まで脚が残っているか不安だったが、しっかり走り抜いてくれた。まだ完成途上なのに、この内容。 現状では距離が長くなると不安が大きいけど、2000mまで活躍できる馬に、そして、それ以上での大レースも目指せるよう、がんばってほしいね」

(友道康夫調教師)
「この中間は調教の動きが良く、性格的にも成長がうかがえ、当日に落ち着きがあればいい競馬になると思っていました。心配したとおりにテンションが上がり、枠入りまでは不安が大きかったですね。ジョッキーがうまく我慢させてくれました。まだ遊びながら、外にもたれながらの勝利だけに、これからが楽しみでなりません。
本来は去年のいまごろにはデビューさせる予定だったのに、何度も外傷に泣かされ、入退厩を繰り返した過去があります。当時はやんちゃでしたからね。それが、5月のデビュー後は順調そのもの。小さなスタイルなのにバネがあり、動かすと大きく見せる馬です。ようやく軌道に乗ったばかりで、成長の余地をたっぷり残しています。
来週にはノーザンファームしがらきへ放牧に出し、夏休みを取ります。たぶん秋のスタートは神戸新聞杯からになるでしょう。現状では距離面に不安が残りますので、その後は菊花賞だけでなく、天皇賞・秋も視野に入れることになりそうです」

2着 マイネルラクリマ(松岡騎手)
「どんとこいと正攻法。勝てると思ったが、想像以上の脚を使う馬がいたよ。あれ以上は伸びない。完敗だよ」

3着 カフナ(柴田善騎手)
「1コーナーで馬場の悪いところに入ってしまい、脚を取られてしまった。向正面からはいいリズムを取り戻せたんだけど」

4着 ターゲットマシン(田中勝騎手)
「休み明けならイレ込みはまし。ゲートが嫌いな馬なので、好ダッシュが決まったよ。ただ、もともと感じている能力はまだ出し切れていない。精神面の成長が待たれるね」

5着 アバウト(芹沢騎手)
「この馬のレースはできた。相手が強かったよ」

6着 ヴィジャイ(柴山騎手)
「乗り味のいい馬ですね。折り合いが付き、もっと伸びそうな手応え。緩いところがあるので、もっと馬場のいい場所を走らせたかったですよ」

7着 ミヤビファルネーゼ(武士沢騎手)
「ゲートでぶつけられ、あの位置に。よく伸びているだけに悔まれます」

9着 ショウナンパルフェ(三浦騎手)
「1コーナー手前で不利を受け、乗りかかりそうに。異変を感じたら、すぐに止めようと思っていたよ。幸い、馬は無事。ほっとしたね。今回はまったくの参考外」

10着 ヒラボクインパクト(北村宏騎手)
「気持ちに繊細さが残り、何度も怯んでいた。最後まで集中力が続かなかったよ。素質は高く、長い目で見たい馬だよ」

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