【新潟ジャンプS】重賞初挑戦のクリーバレンが重賞制覇!

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11年8月20日(土)、4回新潟3日目8Rで第13回 新潟ジャンプS(GⅢ)(障3250m)が行なわれ、山本 康志騎手騎乗の3番人気・クリーバレンが優勝。勝ちタイムは3:30.7(良)。

2着には1.1/2馬身差で、後方から追い込んだ2番人気・トリビュートソング(牡6、美浦・尾形厩舎)、3着には早めに動く形になり、追い比べで敗れた1番人気・マジェスティバイオ(牡4、美浦・田中厩舎)が続いて入線した。

勝ったクリーバレンは平地時代は未勝利に終わったが、昨春に障害入り。入障して4戦目で初勝利を挙げ、前走・新潟のオープンで2勝目を挙げていた。なお、これまでの通算3勝は全て新潟障害でのものとなった。
同馬は半兄が同じ手塚厩舎に所属し、障害で活躍しているクランエンブレムという血統。馬主は吉田 勝己氏、生産者は安平のノーザンファーム。馬名の意味由来は「強い叫び(カタルーニャ語)」。

騎乗していた山本康志騎手はこれがJRA重賞通算4勝目(うち全て障害重賞)。管理する手塚貴久調教師は、JRA重賞は4年振りの勝利で通算5勝目。障害重賞は初めてのこと。

1着 クリーバレン(山本騎手)
「攻め馬より実戦でいい馬。きょうは返し馬の段階から馬のバランスも良く、前走よりも状態が上がっていると感じましたし、やれそうな自信がありましたよ。勝負どころでも交せる手応え。よくがんばってくれました。前回の勝利時は、新潟向きの個性だと思いましたが、馬はレベルアップしている段階です。この内容ならば、東京でも、いずれは中山でも走れそうですね」

2着 トリビュートソング(金子騎手)
「この馬向きの流れになるだろうと思っていました。そのとおりになりましたし、飛越が上達し、ミスなく進められましたよ。ただ、自ら進もうとせず、ずっと押しっぱなし。もう必死でした」

3着 マジェスティバイオ(田中剛調教師)
「前半の障害でスムーズさを欠き、後方の位置取りに。3コーナーで取り付くまでに脚を使ってしまいましたね。60キロを背負ってがんばっているのですが」

4着 タマモサプライズ(林騎手)
「一度使って馬は良くなっていた。あえて早めに動き、よくがんばっているが、新潟向きの切れはないからね。もう少し上りがかかってくれれば」

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クリーバレン
(牡5、美浦・手塚厩舎)
父:シンボリクリスエス
母:アズサユミ
母父:サンデーサイレンス
通算成績:22戦3勝(うち障害9戦3勝)


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