専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
今年の宝塚記念は大難解!
2018/6/21(木)
どうも!美浦の古川です。
2018年の前半戦最後となる今週は、阪神で宝塚記念が行われる。近走の重賞戦線で安定した実績を残している馬が少なく、今年は超難解だ。
サトノダイヤモンドは昨年の阪神大賞典以降勝ち星がなく、キセキは休養明け初戦の日経賞で9着。またヴィブロスやサトノクラウンはドバイ遠征帰りで、態勢は整っているのか……。
関東馬の取材は問題なく、関西馬の状態に関しても後輩トラックマンの経由で情報を入手しているので大丈夫。また阪神競馬場の国際厩舎に入っている香港馬ワーザーも「こっちに来てから凄く落ち着いているし、カイ食いも旺盛。日増しに状態は良くなっている」との話が入っており、これからジックリと検討したいと思う。
私の最終決断は、週末の「メガ盛り新聞」でお伝えするので要チェック!
さて、6月に入って3歳馬と古馬の混合戦を取り上げており、先週日曜の「厳選馬」で挙げた東京12R・3歳上500万下ウラヌスチャーム(牝3、美浦・斎藤誠厩舎)は快勝。後方から直線一気の競馬で、先に抜け出した降級馬のイタリアンホワイトをキッチリ捕らえた。
先週の混合戦は3歳馬の勝利が多く、降級馬の方が人気になるケースが多いだけに、馬券妙味は3歳馬。週末の「厳選馬」でも古馬相手でも勝負になる3歳馬を取り上げるのでお楽しみに!
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。