専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
宝塚記念は10番人気の2着馬を本命に!
2018/6/28(木)
どうも!美浦の古川です。
先週「メガ盛り新聞」の宝塚記念(G1)では、10番人気の香港馬ワーザーを本命にして大きな反響を頂戴した。気になっていた日本に来てからの状態面も「過程食いは旺盛で、日増しに良くなっている」との陣営の話から問題ないと判断したが、「馬体重27キロ減」を聞いて耳を疑った。確かに腹は巻き上がっていたが、馬場入場後の返し馬の動きは良く、大丈夫だと思った。
レースでは内に潜り込んで後方待機し、勝負所で外を回って進出。直線ではメンバー最速の上がりで追い込みクビ差2着まで上がった。もう少し馬体をキープしていれば交わせていたかも知れないが、勝負根性は素晴らしく7歳馬とは思えない元気一杯の競馬だった。勝ち馬ミッキーロケットも7番人気と人気薄で、大荒れの春のグランプリとなった。「メガ盛り新聞」はしばらくないようだが、是非とも古川幸弘が挙げる馬にはご注目あれ!
さて、今週から福島開催となり本格的な夏競馬の到来だ。小回り平坦の福島コースには「直線が長く坂のある東京コースでは厳しい」という馬が狙って出走してくる。特に開幕週となる今週は、馬場状態の良い芝のレースに「ここ目標の勝負馬」が多くおり、週末の「厳選馬」で取り上げるのでお楽しみに!
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。