穴ズバッ 古川幸弘

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古川幸弘の穴ズバッ!

パドック解説でお馴染みの相馬眼だけではなく、美浦の地獄耳という異名どおりに聞き屋としても有名な当人。築き上げた超人脈を駆使し、五感とツボを刺激する穴馬をズバッとお届けします。

日曜 穴ズバッ!


平成22年3月28日(日)

1度使われアノ馬がガラリ一変した!

日曜中山メーンは、マーチSが行われる。ここ数年、万馬券決着が多く、とにかく荒れるダートの重賞として定着しつつある。今年もメンバーを見渡すと、混戦は必至で、馬券的妙味は十分ある。オレの軸はモンテクリスエスだ。2年1ヶ月ぶりのダート戦となった仁川Sでは、大外から豪快にマクっての差し切り勝ち。芝でダイヤモンドS勝ちなどの実績を積んでいるが、今回のレースでダート適性が高いことがハッキリした。

今週の追い切りを確認すると、Cウッドコースで単走。首をリズム良く使ったフォームで駆け抜け、556キロのパワフルな馬体はまるで重戦車。時計は6ハロン81秒4、終い1ハロン12秒9と上々の動きを見せており、引き続きデキは良さそうだ。連勝で重賞制覇を果たした瞬間、ダート界に新たな新星が誕生するとみた。

日曜穴ズバッは、中山12Rに出走する6枠10番トーセンクロスで勝負になる。前走9ヶ月半ぶりの出走で、スタートで後手を踏み、直線追い出すも届かず5着。1000万下でも、かなりメンバーが揃っていただけに、0秒4差まで詰めてくるのだから能力は高い。「前走は最内枠で乗り方が難しかったし、馬体も16キロ増で重かった。それでも最後は脚を使っているし、能力的にはいつ出番があってもいい馬。体もキッチリ絞れたし、デキは申し分ない。蛯名騎手で新味を引き出してほしい」と陣営。この手替わりは威力大だ。

相手は⑧コンフォーコ④コリコパットが本線。
⑫エビスオール⑬チャンピオンラブが押さえ。