水上学の血統トレジャーハンティング

土曜東京10R 南武特別(芝2400m)

◎本命馬
⑭フェスティヴイェル
(牡4、美浦・畠山厩舎、田中勝騎手)

今週は3日間開催で馬が分散する傾向にあり、無難に決まりそうなレースが多い。本来ならメインレースを取り上げるべきなのだが、東西ともに今イチ購入意欲が湧かない。ここは東京10Rにさせてもらうことにした。

軸は⑭フェスティヴイェル。右回りがダメというわけではないが、左回りが断然得意で、しかも急坂のない東京の方がジリジリ伸びるタイプ。今年の東京もオーラスが近付いており、東京のうちに、得意の府中でなんとか勝ち上がりたいところだろう。

前走、当該コースで2着しているが、スタート直後に落鉄したそうで、それが何らかの影響を及ぼした可能性もある。近親にはジャッキーテーストやグレイスフラワーなど2200以上で堅実だった中堅級がおり、祖母マックスジーンは米国重賞6勝、ジャパンCに北米代表として出走し、エルコンドルパサーの0秒8差5着に健闘した。父の現役時の成績と併せ、生粋の東京適性を活かしたい

$お宝馬
①インナーアージ

全兄弟だからと言って能力が同じということもなく、また育成環境によって異なる素地が伸びていくこともある。だから一概に比較はできないのだが、ただこの馬は全弟にトーセンマタコイヤ、全妹にミッキークイーン。いつ本格化してもおかしくない背景はある。初めてのこの距離で一発を期待する。実は個人的に以前POGで指名した馬。期間内はパッとしなかったが、弟妹の走りを見れば間違った選択ではなかったと思う。

相手上位には⑪ビップレボルシオン⑫アルター②ジェラルド。そしてヒモで⑩サトノメサイア⑬グランドサッシュ



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