「血統分析」に心血を注ぐこと数十年。東大卒の頭脳と豊富な経験によって完成した独自の理論から導いた自信の『本命馬』と、一発逆転の可能性を秘めた『お宝馬』を披露する。
直近の血統激走馬
- 4月27日 東京11R 青葉賞(G2)
-
本命馬◎ショウナンラプンタ(7人気) 2着
人気薄を自信の本命推奨!
- 4月21日 東京11R フローラS(G2)
-
本命馬◎アドマイヤベル(2人気) 1着
土日の重賞ダブルで制覇!
【函館記念】取り頃の穴を狙う
2016/7/12(火)
【前週推奨馬回顧】
★土曜福島11R 阿武隈S◎本命馬 フェルメッツァ 1番人気 8着 前に行った馬がプレッシャーをかけ合う感じ。とくにこの馬とサクラアンプルールが2,3番手にいたことで隙が無くなった。そして息の入らない展開に持ち込むと渋太いクラウンレガーロが、勝負所でこの2頭を突き放したことで、フェルメッツァもサクラも脚が上がってしまった。
能力で負けたのではなく、特異な展開に対する経験値がなかった。クラウンがここまで戻っているとは読めずに失敗。
$お宝馬 タブレットピーシー 4番人気 4着 意外と人気になってしまった。ペースがさらに上がったところで後方に下げてインを捌くという、いかにも小回り巧者らしいレースぶりで健闘した。
★日曜福島11R 七夕賞(G3)◎$本命馬&お宝馬 ヤマニンボワラクテ 4番人気 10着 位置取りは問題ないように見えたが、メイショウナルトの飛ばしたペースが速く、離れた2番手でもこの馬にとっては速かったことと、メイショウが大逃げとなったために実質ヤマニンが逃げるような形になってしまい、馬が戸惑ったのではないだろうか、通常の展開なら結果は違ったと思われる。自信があっただけに残念。
【今週のポイント】
函館記念は、近5年で4回3連単が10万超え。かといって100万級が出るわけでもなく、手を伸ばせば取り頃の配当が近年並んでいる。いかにも食欲をそそられる?重賞である。
波乱の要因の1つは、前哨戦の巴賞勝ち馬が不振であること。過去10年で、08年の2着馬を除くと馬券対象になったことがない。巴賞の勝ち馬だけに毎年人気必至なのだが、人気馬がバンバン消えてしまう。レッドレイヴンにとっては、かなり厳しいデータとなる。
狙いは巴賞2着以下のひとケタ着順組、そして近年は前走主要4場重賞出走組。そこでの着順は問わない。トップハンデは極端に嫌う必要はないが、アタマは取れないと考えていい。今年は57.5キロのトーセンレーヴが該当する。また上がり馬が意外と通用しないという、ハンデ戦らしからぬ面もある。
今週はメガ盛り競馬新聞がアップされる。その他の血統傾向と、今開催の函館芝2000mの傾向を加味しての函館記念最終決断は、そちらをご覧いただきたい。そして通常のトレジャーハンティングでは、土曜夜の更新分では函館記念の資金作りレースを提供。荒れるレースに資金は少しでも積み増ししたいところ。こちらにもぜひご期待願いたい。
【次回の狙い馬】
日曜・函館12R 6着エテルナミノル
ソエ明け。久々の実戦だったからか、ゲート内で急にイレ込みだしてガタガタしてしまいスタートミス。巻き返して好位の後ろを取ったが、そこからの伸びがジリジリ。ゲートでの二重のアクシデントがなければ、もっと上位に来ていたことは間違いない。叩かれての良化も含めて、次走は上昇必至だ。
日曜・福島12R 6着リップルトウショウ
力むところがあって距離短縮したそうだが、最内から苦しがるようにモタれてしまい直線粘れず。1200mは忙しすぎたのが歴然。ベストは新潟内回りの1400mではないだろうか。次走、新潟の1200mではなく1400mを使ってきた場合限定で見直したい。
★土曜福島11R 阿武隈S◎本命馬 フェルメッツァ 1番人気 8着 前に行った馬がプレッシャーをかけ合う感じ。とくにこの馬とサクラアンプルールが2,3番手にいたことで隙が無くなった。そして息の入らない展開に持ち込むと渋太いクラウンレガーロが、勝負所でこの2頭を突き放したことで、フェルメッツァもサクラも脚が上がってしまった。
能力で負けたのではなく、特異な展開に対する経験値がなかった。クラウンがここまで戻っているとは読めずに失敗。
$お宝馬 タブレットピーシー 4番人気 4着 意外と人気になってしまった。ペースがさらに上がったところで後方に下げてインを捌くという、いかにも小回り巧者らしいレースぶりで健闘した。
★日曜福島11R 七夕賞(G3)◎$本命馬&お宝馬 ヤマニンボワラクテ 4番人気 10着 位置取りは問題ないように見えたが、メイショウナルトの飛ばしたペースが速く、離れた2番手でもこの馬にとっては速かったことと、メイショウが大逃げとなったために実質ヤマニンが逃げるような形になってしまい、馬が戸惑ったのではないだろうか、通常の展開なら結果は違ったと思われる。自信があっただけに残念。
【今週のポイント】
函館記念は、近5年で4回3連単が10万超え。かといって100万級が出るわけでもなく、手を伸ばせば取り頃の配当が近年並んでいる。いかにも食欲をそそられる?重賞である。
波乱の要因の1つは、前哨戦の巴賞勝ち馬が不振であること。過去10年で、08年の2着馬を除くと馬券対象になったことがない。巴賞の勝ち馬だけに毎年人気必至なのだが、人気馬がバンバン消えてしまう。レッドレイヴンにとっては、かなり厳しいデータとなる。
狙いは巴賞2着以下のひとケタ着順組、そして近年は前走主要4場重賞出走組。そこでの着順は問わない。トップハンデは極端に嫌う必要はないが、アタマは取れないと考えていい。今年は57.5キロのトーセンレーヴが該当する。また上がり馬が意外と通用しないという、ハンデ戦らしからぬ面もある。
今週はメガ盛り競馬新聞がアップされる。その他の血統傾向と、今開催の函館芝2000mの傾向を加味しての函館記念最終決断は、そちらをご覧いただきたい。そして通常のトレジャーハンティングでは、土曜夜の更新分では函館記念の資金作りレースを提供。荒れるレースに資金は少しでも積み増ししたいところ。こちらにもぜひご期待願いたい。
【次回の狙い馬】
日曜・函館12R 6着エテルナミノル
ソエ明け。久々の実戦だったからか、ゲート内で急にイレ込みだしてガタガタしてしまいスタートミス。巻き返して好位の後ろを取ったが、そこからの伸びがジリジリ。ゲートでの二重のアクシデントがなければ、もっと上位に来ていたことは間違いない。叩かれての良化も含めて、次走は上昇必至だ。
日曜・福島12R 6着リップルトウショウ
力むところがあって距離短縮したそうだが、最内から苦しがるようにモタれてしまい直線粘れず。1200mは忙しすぎたのが歴然。ベストは新潟内回りの1400mではないだろうか。次走、新潟の1200mではなく1400mを使ってきた場合限定で見直したい。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。