「血統分析」に心血を注ぐこと数十年。東大卒の頭脳と豊富な経験によって完成した独自の理論から導いた自信の『本命馬』と、一発逆転の可能性を秘めた『お宝馬』を披露する。
直近の血統激走馬
- 4月27日 東京11R 青葉賞(G2)
-
本命馬◎ショウナンラプンタ(7人気) 2着
人気薄を自信の本命推奨!
- 4月21日 東京11R フローラS(G2)
-
本命馬◎アドマイヤベル(2人気) 1着
土日の重賞ダブルで制覇!
【小倉記念】夏は血で走る
2016/8/6(土)
日曜小倉11R 小倉記念(G3)(芝2000m)
◎本命馬 |
---|
④アングライフェン 牡4、栗東・安田厩舎、川田騎手 |
馬主で見た「同僚」ダコールは、安定はしているが詰めが甘い上に58キロ。ならば夏らしい上がり馬で、55キロはやや見込まれたものの、それだけ能力が保障されている④アングライフェンから入る。
ステイゴールド産駒は、直接の産駒がこのレースで2勝、3着1回と相性が良い馬に、ステイゴールド自身の甥ベルーフも2着。加えてアングライフェンの牝系は古めで野芝向きでもある上に、近親には夏場に走った馬も少なくない。輸送減りを考慮して1週前に小倉に移動し滞在した過程にも、好感が持てる。
$お宝馬 |
---|
③クランモンタナ |
こちらは去年人気薄で4着。グレイソヴリン系は以前からこのレースと相性が良く、父か母の父がこの系統の馬が近10年、多くの年で3着以内に入っている。今年の唯一の該当馬であり、鞍上も替わって連続好走に期待する。
相手上位は⑪ダコール、⑨リヤンドファミユ、⑤ベルーフ。以下押さえで⑥マーティンボロ、⑫プランスペスカ、⑦メイショウナルト。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。