水上学の血統トレジャーハンティング

日曜中山11R スプリンターズS(G1)(芝1200m)

◎$本命馬&お宝馬
⑭ウリウリ
(牝6、栗東・藤原英厩舎、戸崎騎手)
①ビッグアーサーは、前走の内容が破格で普通なら逆らえないところ。ただこの枠でまたしても行かなければならないところ、初の中山、前哨戦にしてはセントウルは走り過ぎでコンディション維持が難しいところなど、不安がないわけではない。崩れないとは思うが本命は敢えて別の馬に打つ。このレースの約7時間後に、全弟マカヒキがフランスで大一番に臨む⑭ウリウリに最も妙味を感じる。

もともと休み明けは動かないタイプで、前走セントウルSは度外視。それでも後方から上がり最速で伸びて、ビッグアーサーから0秒4まで詰めてきた。去年は僅差の5着で、捌き1つで連対まで見えていた伸び。その点で操縦し易い外目の枠はプラスだ。時計の出過ぎない芝も大きな味方で、前が速くなる今回なら、坂も克服可能。マカヒキの姉だし、この姉弟には、「急坂苦にする南米牝系」は当てはまらないだろう。
そもそも牝馬が優勢なG1で、この10年で6連対の好成績だ。ならばサマースプリントで仕事が終わっているベルカント、詰めの甘いレッツゴードンキ、G1未知数のソルヴェイグよりはこちら。本命兼お宝馬だ。

相手上位は、当然①ビッグアーサー。そして好枠の④ソルヴェイグ⑤シュウジ⑦スノードラゴン。あとはヒモで②ブランボヌール⑫レッツゴードンキ⑯ネロ⑪ダンスディレクター。