「血統分析」に心血を注ぐこと数十年。東大卒の頭脳と豊富な経験によって完成した独自の理論から導いた自信の『本命馬』と、一発逆転の可能性を秘めた『お宝馬』を披露する。
直近の血統激走馬
- 5月4日 京都11R 京都新聞杯(G2)
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お宝馬$ジューンテイク(8人気) 1着
これぞ血統ハンティング!
- 4月27日 東京11R 青葉賞(G2)
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本命馬◎ショウナンラプンタ(7人気) 2着
人気薄を自信の本命推奨!
【関屋記念】暑さにキレる
2018/8/7(火)
【前週推奨馬回顧】
★土曜新潟11R 越後S ◎本命馬 ヨンカー 3番人気 11着 スタートから押してハナへ。飛ばしたが直線バッタリ。ペースもこの馬としては無理なものではなかったが、早めに来られて被せられたのが響いたようだ。あと、暑さもこたえたのではないか。次走中山ダート1200mで単騎なら変わってもいい。
$お宝馬 シルバードリーム 4番人気 14着 スタートで挟まれて大きくノメってしまう。今回は論外でいいだろう。
★日曜小倉11R 小倉記念(G3) ◎本命馬 トリオンフ 1番人気 1着 完勝。想像以上の横綱相撲、言うことなし。
$お宝馬 ストーンウェア 6番人気 5着 この馬の力は出せている。ただ高速過ぎた決着と、上位2頭との能力差はいかんともできなかった。
【今週のポイント】
長い直線、まだ綺麗な芝での高速上がり決着が定番の関屋記念。猛暑にめげず全開のキレ者が活躍する。
ただ注意すべきは、良馬場で行われる限りは、後方一気はほとんど決まらないということ。ある程度好位に付けて直線に入ってこないと、スローなので前も止まらないため届かない。先行してかつ高速上がりを使える能力、つまり好位に出してジックリとタメられる能力が必要となる。
ローテーション面からの注目は、中京記念5着以下からの巻き返し。2012年以降で実に6頭が3着以内に入っている。
あとは枠、同型脚質馬の配置で決まる展開も重要。夏競馬も中盤戦、ここらで懐にも「塩分補給」しないと、後半を乗り切れない。人気が割れそうで配当妙味が出そうなこのレースは、ぜひともモノにしたい一戦である。
【次回の狙い馬】
土曜・小倉9R 3着 今回は意図的に出して押っ付ける。ペースが緩まず展開は厳しくなったものの、直線は一度先頭。差してきた馬、マークしてきた馬に先着は許したが、一番苦しい展開を強いられながら最後まで粘った。
もともとの力は牝馬限定なら重賞でも掲示板に来られるレベルのものがあり、あとは覚醒を待つだけだったが、これがきっかけになれば。500万は場を問わずいつでも勝てる馬だ。
土曜・札幌7R 1着 以前は荒削りなところがあったが、今回は手応えこそ唸っていたものの、半年ぶりの実戦ながらなんとか折り合って2番手につけることができた。4角も持ったまま並びかけると、あとは独走。以前小差に渡り合っていた相手はグリム、能力は断然だった。
1000万もノンストップで通過できる器。年内にはオープンが望める。
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プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。