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大混戦!最後にモノを言うのはシブトい血統

2009/12/27

中山10R 有馬記念(GⅠ) 芝2500m】
注目馬  ⑭セイウンワンダー(牡3、栗東・領家厩舎、藤田騎手)

詰めが甘いのは百も承知。ただ、この⑭セイウンワンダーについては、競馬場を選ばず、ペースを選ばず、距離を選ばないオールマイティさが、この混戦でモノを言うような気がしてならない。
まずローテだ。有馬記念は年間最後の消耗しきった時期に行われるので、夏以降にキチンと間隔を空けた馬が好走する傾向が強い。3歳馬が好走しやすいのはこのためで、3歳の一流どころは普通ダービーから4カ月近く休養して、秋のトライアルというローテになるからだ。
さらに、菊花賞からの直行というのがまたいい。まだ完成していない3歳にとって、JCやその他の重賞を挟むと、どうしても無理が出る。その点、菊花賞3着後目標をここ一本に定めたローテは好感が持てる。

続いて、急坂のあるコースへの適性だ。蹄の事故で凡走した弥生賞を除けば、阪神、中山では2勝、3着2回。さらに前走菊花賞は、絶望的な位置から0秒2差まで詰めてきており、一番強い競馬をしていた。

最後に血統。父はグランプリ連覇。また父がロベルト系で、母方にテスコボーイを持ち、かつ在来牝系という配合はシルクジャスティスと同じ。そういえばシルクのグランプリ制覇も3歳、そして藤田がパートナーだった。そして7枠14番まで同じ!
在来牝系だけにタフで、厳しい流れやコースの方が力を発揮できる。まさに大舞台向き。唯一のマイナス要素は内有利の傾向が濃い今開催での外枠だが、先ほど出した因縁?に加え、大型馬ゆえ窮屈になるよりは良いと考えたい。

相手筆頭は、こちらも古い血統の④マイネルキッツ。とにかく有馬好走系統がバランスよく散りばめられている魅力タップリの配合だ。
2番手以降の相手としてはまず③ミヤビランベリ。まだ急坂適性を疑っているので本命にはできなかったが、こちらも展開不問、何より枠がいい。
また、去年3着の⑥エアシェイディ、4着の⑨ドリームジャーニーは大きなマイナス要素が無いのがいい。
⑪イコピコは得意の高速上がりを使える展開になるか。脚のタイプは父マンハッタンカフェとそっくりだ。
⑦マツリダゴッホは中山なら常に一考。
⑯フォゲッタブルは父が中山不向き、枠も最悪だが、母父トニービンが今開催とにかく好走している。
そして最後に②ブエナビスタ。成長力の無い配合で、ここまでの貯金でどこまで戦えるかということになる。53キロは裸同然、掲示板は堅いが、アタマ無しと決め打ちたい。

今年はまだレース回顧の更新が残っていますが、予想としては年内最後となります。
それでは皆様、良いグランプリを!