チャンス襲来

我が阪神タイガースは、8月28日(火)からのヤクルトとの3連戦で3連敗。もはやこの球団について何も書く気力が起きない。

9月1日(土)は札幌2歳S(G3)が行われる。札幌競馬場は金曜日も雨。土日は晴れ予報とはいえ、先週の状況や開催最終週ということも考えれば、芝は全体時計、上がり共にある程度掛かることが推測できる。先週の札幌芝は上がりが掛かったことで欧州血統が上位に食い込みやすかった。ここも欧州意識を強めに持っておきたい。

ニシノデイジーは父がキングジョージを制したハービンジャー。デビュー戦こそ次戦の函館2歳Sで2着に食い込んだラブミーファインに敗れたものの、2戦目となった前走は上がりの掛かる展開を馬群を捌きながら楽に差し切って見せた。ハービンジャー産駒は跳びが大きく不器用な馬が多いため、内枠から馬群を捌いて好走できる馬は出世しやすい。このメンバーでも通用する可能性は低くないだろう。

ナイママは門別の走りからダートより芝向きと踏んでいたが、前走コスモス賞では予想以上に芝コースをこなし、素質馬アガラスを完封してみせた。上がりの掛かる芝にすでに適性を見せたのは大きな強み。少々テンションが高いところがあるだけに、外枠でもうまく折り合えば、ここでもチャンスはあるだろう。

クラージュゲリエの兄プロフェットはこのレースで2着の経験があるが、父がキングカメハメハの分、ハービンジャー産駒の兄より末脚の切れ味が増している。かなりの素質を秘めており、来年のクラシックでも上位人気になっていい馬だ。ただ前走のデビュー戦は前半1000m67.1秒という超がつくスローペース。今回は1000m通過が前走より5秒は速いだろう。うまく対応できるかが焦点になりそうだ。

もう1頭挙げるなら☆アフランシール。母ルシュクル、姉ブランボヌールは短距離馬だが、この馬は少々タイプが違う。非常にレースセンスが良く、走りも素軽い。新馬戦より重い馬場に替わるということで4番手に留めたが、その素質は今年のここまでデビューした2歳牝馬の中でもトップクラスと見込んでいる。来年が楽しみな素材だ。

札幌2歳Sの予想印◎○▲は⇒