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苦労人・柴田大知騎手、1997年以来の平地重賞V
2012/3/4(日)
2012年3月4日(日)、2回中山4日目11Rで第49回 弥生賞(GⅡ)(芝2000m)が行なわれ、柴田 大知騎手騎乗の9番人気・コスモオオゾラが優勝。重賞初勝利をあげた。勝ちタイムは2.03.9(稍)。
「トレセンLIVE!」でお馴染みの柴田大知騎手が手綱をとったコスモオオゾラ。
出世レースであり、当該コースで行われた葉牡丹賞価値の実績を持っていたが、前走の共同通信杯ではクラシックの有力候補と目されている馬達に後塵を拝し、この日も他馬の影に隠れるように9番人気。
だが、レースでは前々で脚を溜めると、4コーナーを回って、ここぞと言わんばかりのタイミングでスパート。イン有利のトラックバイアス、道悪適性もアシストした感はあったが、一気に先頭へ抜け出し、ゴールでは鞍上のド派手なガッツポーズも飛び出た。
「レースで影響していないので、心配はありませんが、パドックから常にチャカチャカしていますし、レースで一生懸命に成り過ぎてしまうところがあるので、折り合いだけは気をつけていました。直線では一番いいタイミングで、反応よく抜け出してくれましたね。馬場も苦労することなかったですよ」と柴田大知騎手。
柴田大知騎手といえば、福永祐一、和田竜二騎手らと共に「花の十二期生」と呼ばれる世代でデビュー。
JRA史上初の双子騎手として、当時から脚光を浴び、デビューイヤーに27勝をマーク、2年目には重賞勝ちを挙げるなど、順風満帆な騎手人生が期待されたが、不遇な時代を過ごし、一時は年間0勝の年も幾度かあったほど。
しかし、障害レースに騎乗し始めるなどして、キッカケを掴むと、ここ2~3年は「マイネル軍団」や「ミルファーム」など、懇意とする馬主が出現。そのサポートもあり、遂には昨年もマイネルネオスで中山グランドジャンプを制覇。レース後の涙のインタビューはファンの感動を呼んだことは記憶に新しいが、そして、この弥生賞。平地重賞はそのデビュー2年目・1997年にラジオたんぱ賞を制して以来、実に15年振りの勝利の美酒となった。
「嬉しいですねえ。(レース直後のテレビ中継用のインタビューでは涙を浮かべるも)いや~、泣きそうになりましたが、我慢しました(笑)」。
そう、笑顔で振り返ってくれた大知騎手。喜びも束の間、報道陣への取材などをこなしたあと、荷物を詰め込んだ大きなバッグを両手に駆け足で急ぐ。現代にエージェントをつけることなく、自身で騎乗依頼もマネージメントする苦労人は、レース後の疲れなど感じさせることなど、微塵も感じさせなかった。
「これから、北海道の牧場へ向かうんですよ!」
歓喜の涙はクラシック本番・皐月賞まで預けたまま。次は平地GI制覇に挑む。
(高橋義博調教師のコメント)
「他が苦労するのであれば、馬場が渋ったことはいいんじゃないかと思っていました。前走でジョッキーには騎乗してもらっていましたし、何も指示することはありませんでしたが、直線で上手く抜け出してくれました。競って強いところがセールスポイント。それに中山のこのコースで2勝をしましたし、次走へ向けて、いい状態を保てればと思います。次は“ふれふれ坊主”でも作って、雨乞いでもしたいですね(笑)」
≪関連リンク≫
『トレセンLIVE!』柴田大知騎手
:大知騎手がコラムを担当中!応援メッセージもコチラから
【このレースの全着順・払戻金はこちら】
「トレセンLIVE!」でお馴染みの柴田大知騎手が手綱をとったコスモオオゾラ。
出世レースであり、当該コースで行われた葉牡丹賞価値の実績を持っていたが、前走の共同通信杯ではクラシックの有力候補と目されている馬達に後塵を拝し、この日も他馬の影に隠れるように9番人気。
だが、レースでは前々で脚を溜めると、4コーナーを回って、ここぞと言わんばかりのタイミングでスパート。イン有利のトラックバイアス、道悪適性もアシストした感はあったが、一気に先頭へ抜け出し、ゴールでは鞍上のド派手なガッツポーズも飛び出た。
「レースで影響していないので、心配はありませんが、パドックから常にチャカチャカしていますし、レースで一生懸命に成り過ぎてしまうところがあるので、折り合いだけは気をつけていました。直線では一番いいタイミングで、反応よく抜け出してくれましたね。馬場も苦労することなかったですよ」と柴田大知騎手。
柴田大知騎手といえば、福永祐一、和田竜二騎手らと共に「花の十二期生」と呼ばれる世代でデビュー。
JRA史上初の双子騎手として、当時から脚光を浴び、デビューイヤーに27勝をマーク、2年目には重賞勝ちを挙げるなど、順風満帆な騎手人生が期待されたが、不遇な時代を過ごし、一時は年間0勝の年も幾度かあったほど。
しかし、障害レースに騎乗し始めるなどして、キッカケを掴むと、ここ2~3年は「マイネル軍団」や「ミルファーム」など、懇意とする馬主が出現。そのサポートもあり、遂には昨年もマイネルネオスで中山グランドジャンプを制覇。レース後の涙のインタビューはファンの感動を呼んだことは記憶に新しいが、そして、この弥生賞。平地重賞はそのデビュー2年目・1997年にラジオたんぱ賞を制して以来、実に15年振りの勝利の美酒となった。
「嬉しいですねえ。(レース直後のテレビ中継用のインタビューでは涙を浮かべるも)いや~、泣きそうになりましたが、我慢しました(笑)」。
そう、笑顔で振り返ってくれた大知騎手。喜びも束の間、報道陣への取材などをこなしたあと、荷物を詰め込んだ大きなバッグを両手に駆け足で急ぐ。現代にエージェントをつけることなく、自身で騎乗依頼もマネージメントする苦労人は、レース後の疲れなど感じさせることなど、微塵も感じさせなかった。
「これから、北海道の牧場へ向かうんですよ!」
歓喜の涙はクラシック本番・皐月賞まで預けたまま。次は平地GI制覇に挑む。
(高橋義博調教師のコメント)
「他が苦労するのであれば、馬場が渋ったことはいいんじゃないかと思っていました。前走でジョッキーには騎乗してもらっていましたし、何も指示することはありませんでしたが、直線で上手く抜け出してくれました。競って強いところがセールスポイント。それに中山のこのコースで2勝をしましたし、次走へ向けて、いい状態を保てればと思います。次は“ふれふれ坊主”でも作って、雨乞いでもしたいですね(笑)」
≪関連リンク≫
『トレセンLIVE!』柴田大知騎手
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大きなバッグを3つも抱えて競馬場を後にした柴田大知騎手
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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