【JCダート】ドバイへ飛躍!タルマエ「力をつけている」

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1日(日)に行われるJCダート(G1)に出走予定のホッコータルマエ(牡4、栗東・西浦厩舎)を管理する西浦勝一調教師の一問一答は以下の通り(11/27、最終追い切り後)。

-:ホッコータルマエ西浦調教師にお話を伺います。注目の一戦を迎えました。今日の追い切り、先生からはどんな指示があったのでしょうか。

西浦勝一調教師:中2週で来ていましたので、先週は馬なりでやって、今日は「上がり重点でしっかり」と言うことで。

-:時計を拝見すると、53秒7-39秒2、あと上がり1ハロンも12秒台です。

西:最後12秒台で上がってくれたので、馬も順調に来ています。

-:全体の動き、息遣いはいかがでしょうか。

西:申し分ないと思います。本当に順調に来ていますし、すごく賢い馬ですね。

-:去年はジャパンカップダート3着。その後、今年に入って快進撃で、8戦6勝です。強くなりましたね。

西:本当に、使う毎に強さをだんだん感じさせてくれるレースでした。

-:精神面、肉体面と、すごく成長があると思います。まず、精神面での成長はどの辺でお感じになりますか?

西:この馬自体が、自分でオン・オフをできるところ、そこがすごいと思います。それで疲れも早く取れて、次のレースに挑めるというところじゃないですかね。

-:前走、体も結構大きくて、500キロを優に超えていました。

西:これは、ずーっと、成長させながら少しずつですけど、大きくしましたので、想定内だと思います。

-:4歳になって、本当に本格化というところなのですが、まだまだ奥が深そうですね。

西:そうですね。来年はもっと先の大きな目標がありますので、それに向けてもっともっと力をつけてほしいなと思います。

-:先生から先日、ドバイという言葉もお披露目されました。

西:来年はこの馬でドバイに挑戦したいと思っています。だから、そこまでもっともっと力をつけてほしいです。

-:前走のJBCクラシックは逃げて勝ちました。

西:予想外でしたね。でも、幸くんのこの判断で、この馬のレース内容にすごく幅が広がったと感じられるレースでした。

-:特に先生からは、逃げという戦法についてはお話はなかったのですか?

西:全く逃げるなんてことは頭の隅にも入っていなかったですよ。

-:今回、まだ枠順は発表されていませんし、相手関係もありますが、逃げ戦法というのも考えられるわけですね。

西:そうですね。ひょっとしたら自分のペースで行くかもわからないし、それはスタートしてみないと。それと幸くんの判断ですね。

-:今回は中央のG1で、相手も相当強くなります。その辺の、相手関係、力関係含めて、勝負のポイントはどの辺にあると見ていらっしゃいますか?

西:馬の出来と、流れですかね。どの辺でレースをするか。レースはやってみないとわからないですからね。でも、最高の状態で出せるように努力していると思います。

-:去年の3着の借りを十分に返して、倍返しということが期待されていますけれども。

西:去年から1年経って、この馬自身もすごく力をつけているので、今回のレースはすごく楽しみにしています。

-:では、締めとして、先生からジャパンカップダート制覇に向けての意気込みを一言お願い致します。

西:本当に今、タルマエ号はすごく順調にいい状態で来ていますので、なんとか快進撃を続けて、来年のドバイに向けていいレースができるように頑張っていきたいと思いますので、応援をよろしくお願いします。