【ドバイDF】福永ジャスタウェイが豪脚圧勝!父子ドバイ制覇!

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29日(土)、ドバイのメイダン競馬場でドバイデューティフリー(G1)(北半球産馬4歳上 南半球産馬3歳上 定量 芝1800m)が行われた。

日本からは3頭が出走し、福永祐一騎手騎乗のジャスタウェイ(牡5、栗東・須貝尚厩舎) が後方3番手付近を追走から直線で前を行く馬をアッサリと交わし、後続をみるみると引き離して圧勝。勝ちタイムの1.45.52は従来のレコードを2秒ほど上回る圧巻のパフォーマンスで海外G1初勝利となった。

勝ったジャスタウェイは2006年のドバイシーマクラシックを制した父のハーツクライに続き「父子ドバイG1制覇」。 昨年は3戦連続2着など、勝ち味に遅い時期もあったが、天皇賞(秋)を4馬身差Vで一躍スターダムへ。
好メンバーが揃った前走の中山記念でも危なげない走りで快勝し、 戦前は国際レーティングでも高い評価を受けたほど。今回は初の海外遠征となったが、BCターフでも2着に好走したザフューグら、並みいる強豪を物ともしない走りで、世界レベルであることを証明。今後は国内外問わず、動向が注目される存在となりそうだ。日本馬のドバイDF勝ちは2007年(ナドアルシバ競馬場)のアドマイヤムーン以来のこと。

騎乗していた福永騎手は「強かったですね。日本での調子を維持できれば、良い走りができると思っていました。本当はトウケイヘイローの後ろにつけたいとは思っていましたが、4コーナーでの手応えも良く、天皇賞の時のようでした。これは勝てる、と思っていました。
こんな遠くまで来て、コンディションを整えてくれたスタッフに感謝です。この勝ち方でレーティングも一気に上がるかもしれませんね。ハーツクライの成長力に驚きですし、僕は良い馬を乗せてもらって、今日は馬が本当に強かったです」と勝利の味に酔いしれていた。

管理する須貝尚介調教師は「最高のデキだったと思います。今後は状態を見て、考えたいと思います」と語っている。

馬主は大和屋暁氏、生産者は浦河の(有)社台コーポレーション白老ファーム。馬名の意味由来は「その道」。

その他の日本馬はC.デムーロ騎手騎乗のロゴタイプ(牡4、美浦・田中剛厩舎)は中団の外目から運んで6着。

武豊騎手騎乗のトウケイヘイロー(牡5、栗東・清水久厩舎)は逃げの手を打つも7着だった。

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ジャスタウェイ
(牡5、栗東・須貝尚厩舎)
父:ハーツクライ
母:シビル
母父:Wild Again
通算成績:18戦5勝
重賞勝利:
14年ドバイDF(G1)
13年天皇賞(秋)(G1)
14年中山記念(G2)
12年アーリントンC(G3)









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