【ダービー】レッドリヴェール 須貝尚介調教師一問一答

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6月1日(日)に行われる日本ダービー(G1)に出走予定のレッドリヴェール(牝3、栗東・須貝尚厩舎)を管理する須貝尚介調教師の一問一答は以下の通り。

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【ダービー】1週前/レッドリヴェール殴り込み!状態は「最高」

●「思った以上に順調」

-:まずは桜花賞から振り返って頂きます。どういった印象を持ちましたか?

須貝尚介調教師:結構な期間を空けてのレースでしたが、力を出し切ったなというレースをしてくれました。

-:その分、レース後の疲れはいかがでしたか?

尚:その辺で少しメンテナンスを要する馬なので、そう思いながら放牧に出さず、厩舎に置いて様子を見ていました。2歳の時よりも馬がシッカリしていて、思ったよりもメンテナンスに時間が掛からなかったです。

-:ダービーに向かうということで、結果的に中6週の間隔をとることができたわけですが、その間の調整過程を教えて頂けますか?

尚:どちらに出走してもいいように、とにかく馬の回復を前提として進めていきました。思った以上に順調に良くなってきているのが分かりました。

-:1週前に行ったオツウとの追い切りの評価を教えて頂けますか?

尚:その時は、少し負荷を掛けたかったので、攻め駆けするタイプのオツウと併せました。先週、そのオツウが快勝してくれたので、それ以上の動きを見せていたリヴェールも力を付けていて、具合も良いと見てもらっていいと思います。



-:この中間、2400mの距離に備えて、調教などで何か工夫されたことがあれば教えて下さい。

尚:2400m云々よりも、この馬は札幌2歳Sで凄い道悪の1800mを消化しています。その時も強かったので、距離が延びることに関しては、この馬にとって有利に働いてくれると思います。それと、この中間は左回りの調教馬場の時にはずっと入れて、手前の変換も練習させているので問題ないと思います。

-:そして、今朝の最終追い切りですが、福永騎手にはどのような指示を出しましたか?

尚:彼も何回も跨ってくれているので、今日の調教でもキッチリと上手くいったことを、お互いで確かめ合いました。

●「今は牡馬と牝馬が同等に戦える状況」

-:今回の追い切りの評価は、良いものと見てよろしいですか?

尚:そうですね。今日はそんなに時計を出すつもりはありませんでした。500万下のアドマイヤランディと併せて、前を見ながら最後は一緒に入るくらいの気持ちで。持ったままで上がってこれたので、息の調整にはなったと思います。

-:いい臨戦過程で来られたと見てよろしいですか?

尚:そうですね。

-:今回は牡馬との対戦となります。現時点での力の比較、どのようにご覧になっているか教えて下さい。

尚:先週(のオークス)もそうですけど、ウオッカの例もありますし、昨年は凱旋門賞でも牝馬が強かったので。今は牡馬と牝馬が同等に戦える状況だと思います。

-:牡馬、牝馬関係なしに、強い馬は強いという感じですか?

尚:そうであって欲しいと思います。


-:今回は東京への輸送があります。輸送に関してはいかがですか?

尚:この馬は、放牧から帰って来て厩舎で馬体重を量った時に15~20キロのマイナスを想定して運んで来ます。今回はこの2週の追い切りをして、体重の変動があまりありませんでした。現段階では424~426キロくらいあるんですけど、輸送して大体410キロから前走の418キロの間くらいだと思います。

-:馬体はオークスの長丁場に向けていい感じになると想定されていると。

尚:はい。想定内で収まると思います。

-:日本ダービーというレースは厩舎関係者の方にとって特別なレースだとお聞きしています。ダービーに懸ける思い、ファンへのメッセージをお願いします。

尚:牡馬ばかりの中で体の小さな牝馬が走るので、特に女性のファンの方には、リヴェールを自分に重ねて応援して頂いたら面白いと思います。

-:それでは、桜花賞2着からダービーに挑んだアノ馬のような素晴らしいパフォーマンスを期待しております。

尚:はい。応援よろしくお願いします。