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【ダービー】リヴェールに福永不安ナシ「乗りやすい馬」
2014/5/28(水)
28日、日本ダービー(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。レッドリヴェール(牝3、栗東・須貝尚厩舎)は福永祐一騎手を背に坂路で併せ馬を行い、4F53.3-39.2-25.7-12.7秒を記録。終始馬なりながら、約1秒先行したアドマイヤランディにクビ差先着し、最終リハを締めくくった。
初コンビとなる福永騎手だが、3週連続で追い切りに跨がり手応えは十分。「非常に小柄なんですけど、動きとしてはバネのある走りで、小ささを感じさせない、G1馬にふさわしい走りをしているなと思いました」と絶賛した。
史上4頭目の牝馬による日本ダービー制覇へ。「(昨年の凱旋門賞馬)トレヴにしてもすごく小柄な馬ですし、世界の流れを見ても、牝馬が男馬に混じって活躍する時代です。そういった馬たちと戦えるぐらいの馬になってほしいなという思いはありますので、なんとかクリアしてほしいと思います」と期待をかける。鞍上にとっても、昨年2着惜敗のリベンジに燃える一戦だ。
●「有力馬の騎乗依頼をいただいて、非常に名誉なこと」
6月1日(日)に行われる日本ダービー(G1)に出走予定のレッドリヴェールに騎乗する福永祐一騎手の一問一答は以下の通り。
-:この馬のここ2戦は、ライバルの馬上からこの馬を見ていたと思います。その時の印象から、まずお聞かせいただけますか?
福永祐一騎手:前走の桜花賞では、ハープスターやレッドリヴェールは外にいて、僕は内にいましたが、僕はレーヴデトワールに騎乗して、道中は同じような場所にいました。自分の印象としては、レッドリヴェールは最後、ハープスターと僅かな着差で接戦をしていたので、3歳牝馬ではハープスターが1頭抜けていると言うよりは、2頭が抜けているのかなという認識ではいました。
-:今回の騎乗依頼を受けて、2週前から乗られたということで、一番最初に跨ったときの印象を教えて下さい。
福:坂路で3回とも騎乗したんですけど、坂路に向かう際に少し気難しい面を見せたりしていました。やっぱりステイゴールドの子供らしい気難しさがあるのかな、という印象を受けましたけど、いざ走り出してからは非常に素直な馬で、よくしつけられていて、乗りやすい馬でした。非常に小柄なんですけど、動きとしてはバネのある走りで、小ささを感じさせない、G1馬にふさわしい走りをしているなと思いました。
-:今朝追い切りに乗られましたけど、須貝先生からはどういった指示がありましたか?
福:併走馬の1馬身後ろから追走して、最後は導入する形でした。先週負荷をかけていましたので、今週はそんなにやらず、相手に合わせる感じで追い切ってくれ、という指示でした。
-:2週前、1週前との変化も含めて、改めて今週の動きの評価をお願いします。
福:本当に順調に予定した調教を消化できています。今日は思っていたよりも時計が速かったので、最後はあまりやらなかったのですが、時計を見て、あまりやらなくてよかったな、というくらいでした。十分に体は出来上がっていますし、心臓も息遣いも良いです。今週は長距離輸送を控えていますので、小柄な牝馬ですから、あまり大きな負荷は必要ないだろうなとは思っていたんですけど、楽な感じで最後は走っていましたので、ちょうど予定した通りの調教を消化できたんじゃないかなと思います。
-:良い臨戦過程を踏むことができたと見てよろしいですか?
福:僕は今回からの騎乗で、以前の臨戦過程での調教に騎乗していないので比較はできないですが、須貝調教師が指示した通りの調教内容を2週前から消化できていますので、それが何よりなんじゃないかと思います。
-:調教をこれまで乗られた感触で結構なんですが、例えば手前の替え方とか、その当たりも含めて、左回りへの対応へはどういった印象をお持ちでしょうか。
福:非常に乗りやすい馬なので、左回りもそうですけど、距離に関しても、まだ経験していない距離ではありますが、乗りやすさは大きな武器になると思います。馬という生き物はそもそも左回りの方が走りやすいですから、そんなに心配はしていないです。右回りを経験していないというよりはいいです。
-:乗りやすいという風におっしゃいましたけど、その点でいうと、2400mという点はどうお考えですか?
福:そこも未知の距離なので、正直やってみないとわからない部分はありますが、かかったり、乗り難しい面がある馬ではないので、こなしてくれるとは思います。適性があるかどうかは走ってみなければわからないですね。僕はあると思いますけど。小柄な馬ですし、血統的にも、走るフォームとしても、小柄な短距離馬っていなかったと思うので、むしろ、僕は距離が延びることに関してはプラスに働くんじゃないかなと思っています。
-:桜花賞2着からダービーというと、大先輩で素晴らしい馬が1頭いましたけど、その点に関してはいかがですか?
福:ウオッカというのは、本当に偉大な牝馬だったと思いますし、馬格もそうですけど、男馬に引けを取らないような馬でした。レッドリヴェールは小柄な牝馬で、まるっきりタイプは違いますけど、トレヴにしてもすごく小柄な馬ですし、今世界の流れを見ても、牝馬が男馬に混じって活躍する時代だと思います。トレヴと比較するにはまだまだ実績が足りない馬だとは思いますけども、そういった馬に倣って、そういった馬たちと戦えるぐらいの馬になってほしいなという思いはありますので、なんとかクリアしてほしいなと思います。
-:さあ、迎えるダービーですが、やはり特別な響きのあるレースです。その辺りにかける思いを含めまして、ファンの皆さまに最後一言いただけますか?
福:今年のダービーは、またこうして有力馬の騎乗依頼を受けて参戦できるということは非常に名誉なことですし、非常に嬉しく思っています。馬も順調に予定していた調教を消化できていますので、良い状態で臨めると思います。良い結果を出せるように一緒に頑張りたいと思います。
初コンビとなる福永騎手だが、3週連続で追い切りに跨がり手応えは十分。「非常に小柄なんですけど、動きとしてはバネのある走りで、小ささを感じさせない、G1馬にふさわしい走りをしているなと思いました」と絶賛した。
史上4頭目の牝馬による日本ダービー制覇へ。「(昨年の凱旋門賞馬)トレヴにしてもすごく小柄な馬ですし、世界の流れを見ても、牝馬が男馬に混じって活躍する時代です。そういった馬たちと戦えるぐらいの馬になってほしいなという思いはありますので、なんとかクリアしてほしいと思います」と期待をかける。鞍上にとっても、昨年2着惜敗のリベンジに燃える一戦だ。
≪関連リンク≫
【オリジナルインタビュー】
:須貝尚介調教師への独占インタビューはコチラ!
【日本ダービーPHOTOパドック】
:レッドリヴェールら有力馬の立ち写真を掲載。過去との比較も可能。
【ダービー】1週前/レッドリヴェール殴り込み!状態は「最高」
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6月1日(日)に行われる日本ダービー(G1)に出走予定のレッドリヴェールに騎乗する福永祐一騎手の一問一答は以下の通り。
-:この馬のここ2戦は、ライバルの馬上からこの馬を見ていたと思います。その時の印象から、まずお聞かせいただけますか?
福永祐一騎手:前走の桜花賞では、ハープスターやレッドリヴェールは外にいて、僕は内にいましたが、僕はレーヴデトワールに騎乗して、道中は同じような場所にいました。自分の印象としては、レッドリヴェールは最後、ハープスターと僅かな着差で接戦をしていたので、3歳牝馬ではハープスターが1頭抜けていると言うよりは、2頭が抜けているのかなという認識ではいました。
-:今回の騎乗依頼を受けて、2週前から乗られたということで、一番最初に跨ったときの印象を教えて下さい。
福:坂路で3回とも騎乗したんですけど、坂路に向かう際に少し気難しい面を見せたりしていました。やっぱりステイゴールドの子供らしい気難しさがあるのかな、という印象を受けましたけど、いざ走り出してからは非常に素直な馬で、よくしつけられていて、乗りやすい馬でした。非常に小柄なんですけど、動きとしてはバネのある走りで、小ささを感じさせない、G1馬にふさわしい走りをしているなと思いました。
-:今朝追い切りに乗られましたけど、須貝先生からはどういった指示がありましたか?
福:併走馬の1馬身後ろから追走して、最後は導入する形でした。先週負荷をかけていましたので、今週はそんなにやらず、相手に合わせる感じで追い切ってくれ、という指示でした。
-:2週前、1週前との変化も含めて、改めて今週の動きの評価をお願いします。
福:本当に順調に予定した調教を消化できています。今日は思っていたよりも時計が速かったので、最後はあまりやらなかったのですが、時計を見て、あまりやらなくてよかったな、というくらいでした。十分に体は出来上がっていますし、心臓も息遣いも良いです。今週は長距離輸送を控えていますので、小柄な牝馬ですから、あまり大きな負荷は必要ないだろうなとは思っていたんですけど、楽な感じで最後は走っていましたので、ちょうど予定した通りの調教を消化できたんじゃないかなと思います。
-:良い臨戦過程を踏むことができたと見てよろしいですか?
福:僕は今回からの騎乗で、以前の臨戦過程での調教に騎乗していないので比較はできないですが、須貝調教師が指示した通りの調教内容を2週前から消化できていますので、それが何よりなんじゃないかと思います。
-:調教をこれまで乗られた感触で結構なんですが、例えば手前の替え方とか、その当たりも含めて、左回りへの対応へはどういった印象をお持ちでしょうか。
福:非常に乗りやすい馬なので、左回りもそうですけど、距離に関しても、まだ経験していない距離ではありますが、乗りやすさは大きな武器になると思います。馬という生き物はそもそも左回りの方が走りやすいですから、そんなに心配はしていないです。右回りを経験していないというよりはいいです。
-:乗りやすいという風におっしゃいましたけど、その点でいうと、2400mという点はどうお考えですか?
福:そこも未知の距離なので、正直やってみないとわからない部分はありますが、かかったり、乗り難しい面がある馬ではないので、こなしてくれるとは思います。適性があるかどうかは走ってみなければわからないですね。僕はあると思いますけど。小柄な馬ですし、血統的にも、走るフォームとしても、小柄な短距離馬っていなかったと思うので、むしろ、僕は距離が延びることに関してはプラスに働くんじゃないかなと思っています。
-:桜花賞2着からダービーというと、大先輩で素晴らしい馬が1頭いましたけど、その点に関してはいかがですか?
福:ウオッカというのは、本当に偉大な牝馬だったと思いますし、馬格もそうですけど、男馬に引けを取らないような馬でした。レッドリヴェールは小柄な牝馬で、まるっきりタイプは違いますけど、トレヴにしてもすごく小柄な馬ですし、今世界の流れを見ても、牝馬が男馬に混じって活躍する時代だと思います。トレヴと比較するにはまだまだ実績が足りない馬だとは思いますけども、そういった馬に倣って、そういった馬たちと戦えるぐらいの馬になってほしいなという思いはありますので、なんとかクリアしてほしいなと思います。
-:さあ、迎えるダービーですが、やはり特別な響きのあるレースです。その辺りにかける思いを含めまして、ファンの皆さまに最後一言いただけますか?
福:今年のダービーは、またこうして有力馬の騎乗依頼を受けて参戦できるということは非常に名誉なことですし、非常に嬉しく思っています。馬も順調に予定していた調教を消化できていますので、良い状態で臨めると思います。良い結果を出せるように一緒に頑張りたいと思います。
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