【宝塚記念】ゴールドシップ 須貝尚介調教師一問一答

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6月29日(日)に行われる宝塚記念(G1)に出走予定のゴールドシップ(牡5、栗東・須貝尚厩舎)を管理する須貝尚介調教師の一問一答は以下の通り。

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●ノリとゴールドシップには何も言うことがない

-:横山騎手が先ほどの会見で、「調教後、二人でニコニコしていた」と、そういうお話がありましたが、今日の調教はいかがでしたか?

須貝尚介調教師:もうね、ボクは何も言うことがないんですよね(笑)。ノリちゃんとゴールドシップを見て、その動き、その雰囲気、語るところがないというか……。

-:今日は横山騎手にはどういう指示を出されたんですか?

須:2歳の新馬ブラヴィッシモが来週に競馬を予定していて、そこそこの時計も出せるんでね。ノリちゃんに「これと併せる」って言ったら「ああ、ちょうど良いね」ということで。ホントに今日、ゴールドシップとノリちゃんを見ていたら、ボクはもう何も言うことがないくらい。素晴らしい動きでした。

-:横山騎手からはどんな報告がありました?

須:彼の報告というか……、彼を見ている限りはもう何の心配もなく。ホントにゴールドシップとノリちゃんがまさに会話してるかのごとく、息がピッタリ合っていると思います。

-:完璧に近いとのことですが、先週、それから2週前と比べて大きく変わったところはありますか?

須:ゴールドシップとノリちゃんは先々週が初対面だったわけですけども、先週は余計な力みがなくなっていて、今週は2者がピッタリの息でコンディションを調整した、という感じですよね。

-:天皇賞からここまで、一番何に注意して過ごされてきたんですか?

須:あれぐらいの馬なので、能力云々とかよりも精神的な部分を大事にしてあげるのが一番かなと。それはもうノリちゃんとも同意見なんでね。変に力ませず。

-:天皇賞のときの調教と変えたところはあるんですか?

須:今回は初めてシャドーロールを装着するんですけど、恐らくいい方向に向くと思います。

-:今、先生の言葉の強さを感じていますと、かなりの自信というふうにとってもよろしいですか?

須:うーん……(笑)。まあ、これだけスムーズにきたので、是非、今のコンディションを本番で披露できればいいかなと思っています。



-:今回の宝塚記念はファン投票1位です。

須:そうですね。ホントにファンの皆さんには感謝していますし、今はそれに応えられるだけのゴールドシップにあると思います。

-:当日はどういうレースをファンの方に見せたいと?

須:まあ、それはノリちゃんとゴールドシップが考えることであって。やっぱりこれだけいい状態で出せるので。ファン投票1位になったノリちゃんとゴールドシップを応援してほしいなと思っています。

-:横山騎手ご自身も「ゴールドシップのパフォーマンスを乗りながら自分で確かめたい」と話をされていましたが、今回初めてのコンビ、二人を見てどうですか?

須:数々のジョッキーに乗って頂いたんですけど、ノリちゃんとゴールドシップが常に心の中で会話しているように、ボクは映っていましたんで。それがレースに生きてくれれば、いい結果が生まれるんじゃないかと信じています。

-:横山騎手も「今回で相当コンタクトが取れるようになった」と。そんな話もされていました。

須:彼が望んで「もっともっとゴールドシップと喋りたい」ということで、今回もそういうイメージで自分から跨ってくれているんでね。やはり精神面をすごく大事にしてるジョッキーなんで。これは、というところが発見できましたね。

-:横山騎手も「気持ちを損ねず、気分が大事。ただ、ゲートが開くまでは分からない」と、そういうふうに今日の会見でも仰っていましたが、先生ご自身はいかがですか?

須:そうですね。ゲートの方はね……、そう言ってても、ゴールドシップとノリちゃんだから。そのことも会話しているんじゃないかと。そういうふうに信じています。

-:横山騎手が騎乗されることによって、プラス面はどういうところに出るかなと思われていますか?

須:やはり、ノリちゃんが言っていたように、いかにコンタクトを取れる状況にあるか、というところを自分たちが作ってあげるか、そこでしょうね。

●自ずと結果がついてくる

-:相当な確信がある先生にこんな話もなんですが、ライバル関係はいかがでしょうか?

須:やはりジェンティルとか、ウインバリアシオンも相当具合が良さそうなんでね。その他にも色々といるんですけど。ココはG1ホースたちが揃う場面でありますので。その中で最高のパフォーマンスができたら、自ずと結果がついてくるんじゃないかと思っています。

-:この馬にとっては阪神コースの相性も最高です。

須:そうですね。阪神大賞典も強い勝ち方ができましたし、去年の宝塚記念も上手く行きましたので。そういうところも利点として結果が出せたらと思っています。

-:去年、宝塚記念を勝ったときに「強い馬がするべきレースをした」と仰ってましたが、今年もそういうコメントを私たちは聞きたいんですが。連覇に向けてはいかがでしょうか?

須:連覇云々はあんまり考えてないんですけどね。やはり強い馬が強いレースをする競馬になってほしいなと思っています。


-:横山騎手、そして、ゴールドシップにどういうレースを期待するか教えてください。

須:もうレースはね、ゴールドシップとノリちゃんが会話しながら進めてくれるんじゃないかなと思っています。ボクから言うことはないですから。

-:ファン投票1位です。たくさんのファンの方が勇姿を期待しております。ファンの方にメッセージをお願いします。

須:ホントに小さいお子さんからおじいちゃんまでこの馬を応援してくださって、いつもありがたいなと思っています。その中で、芦毛馬が夢と感動を与えられるレースをしてくれたらいいな、と思っていますので、応援よろしくお願いします。

~想定外からの質問として~

-:ゲートの練習はされたのでしょうか?

須:ゲート練習は吉澤(ステーブル)の方で。ボクも見てきてますので。こっちではテンションを上げないように、そこはやる必要はないと思います。練習では何もしていないです。

-:横山さんが「あとは馬に任せる」と最後に仰っていましたが……(笑)。

須:まあまあ(笑)、先ほど言ったように、彼とゴールドシップが会話してたらいいんじゃないですか。