【セントウルS】7歳マヤノリュウジン 初重賞Vへ豪脚再び

10日、セントウルS(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。マヤノリュウジン(牡7、栗東・庄野厩舎)は池添謙一騎手が跨って、開門直後の坂路へ。4F52.6-38.1-24.7-12.4秒の時計を単走でマーク。北海道帰りの疲れを感じさせない動きを披露した。

「コンスタントに使っているし、今朝は終いを重点に。乗り役(池添騎手)は“良いですよ”と言っていました。しっかりと体を使えて走れてたし、まだ余力もありましたね」と追い切りを見守った庄野靖志調教師も納得の最終リハに。

昨年のスプリンターズSでは15番人気3着の激走。その後は低迷が続いたが、夏を迎えて急上昇。近2走はいずれも、大外一気の追い込みで豪快に勝利を収めている。「ここ2戦は一頭だけ違った末脚を見せてくれているし、ああいった競馬があってるのでしょう。開幕馬場ですが、うまく展開が向けば良いね」と今回も同様のレースになることを示唆。7歳にして待望の重賞初制覇へ、自身の競馬に徹する構えだ。