【POG】土曜阪神新馬・トレセン直送トーク

●6月27日(土) 3回阪神7日目5R 2歳新馬(芝1200m)

たっぷり乗り込んで、動きも軽快。1枠1番から新馬勝ちを狙うのはタイキシャトル産駒のメイショウベニフジ(牝2、栗東・池添兼厩舎)。

「先週までにかなりの量をやってあるし、今週は馬なりで十分。乗ってても背中の感触がいいし、癖もなく真面目に走ってくれます。気性的にも初戦からのタイプですよ」とは手綱をとる松山弘平騎手。仕上がりの良さがひと際光っている。

4枠4番シゲルオニカマス(牡2、栗東・鈴木孝厩舎)は追ってシッカリとしたタイプで、今週の坂路で終い1F12秒3。先週のCWでもラスト1F12秒1をマークしている。

鈴木孝志調教師は「併せ馬でしっかりと乗り込んできたし、水準以上には動けていますよ。本質的には短距離ではないかもしれないが、出走予定メンバーを見てこっちへ使うことに。頑張って欲しいですね」と意気込みを語る。攻め通りならこの距離でも楽しみだ。

昨年はレオパルディナが新馬勝ちを決めて桜花賞路線を歩んだ武豊騎手高橋康之調教師のコンビ。その再現を狙うのが8枠9番のアナフィエル(牝2、栗東・高橋康厩舎)だ。

師は「今週の追い切りはサッと流す程度で。ええ、やれば動くのは分かっていますからね。410キロ台の小柄な馬ですが、将来性を感じている1頭です」と期待のコメント。小柄な牝馬だが、血統的にはパワーも秘めていそうで、注目のデビュー戦となる。

M.デムーロ騎手騎乗で注目されそうな7枠7番ヴイカンプ(牡2、栗東・中村厩舎)だが、陣営のトーンはやや低め。

高山調教助手は「2週連続で併せ馬でやった。何とか食らいついてるけど、相手は余裕の手応えでこっちはいっぱい。まだ気持ちが前向きじゃないんだよ。使えば変わってきそうだけど」と慎重なコメント。それでも及第点の攻めは消化しており、初戦から好走するようなら今後が楽しみとなりそうだ。