【ブリーダーズGC】6番人気マイティティーが鮮やかな変わり身で重賞初制覇!

鮮やかに逃げ切ったマイティティー

8月17日(木)、門別競馬場で行われた交流重賞・第29回ブリーダーズゴールドC(Jpn3)(3歳上牝 別定 1着賞金2500万円 ダート2000m)は池添謙一騎手騎乗の6番人気・マイティティー(牝5、栗東・本田厩舎)が優勝。勝ちタイムは2.08.4(重)。

2着に3/4馬身差で1番人気・クイーンマンボ(牝3、栗東・角居厩舎)、3着には6馬身差で4番人気・オージャイト(牝4、美浦・加藤征厩舎)が続いた。

ビービーバーレルとマイティティーが後続を大きく離して逃げる展開。単勝オッズ1.5倍の圧倒的な1番人気に支持されたクイーンマンボは離れた2番手グループの好位を進み、向こう正面半ばから前との差をジワリと詰めていく。3コーナーでビービーバーレルが一杯となり、マイティティーが楽な手応えのまま先頭に立つ。
直線に入ると追うクイーンマンボ、タイニーダンサー、オージャイトの鞍上が激しく手綱を動かすのを尻目に、マイティティーは2馬身ほどのリードを保って逃げ込みを図る。残り100mを過ぎてクイーンマンボが迫ってくるも3/4馬身差まで。まんまとマイティティーが逃げ切った。

勝ったマイティティーは、4歳となった昨年春にダートへ矛先を向けて素質が開花。5月に久しぶりの勝利を挙げると、降級して500万を連勝。続く昇級初戦は10着と敗れるも、そこから1000万、準オープンを連勝してオープン入りを果たした。その後は3戦いずれも勝ち馬から3秒以上離された大敗となったが、このレースでは前走に続いて手綱をとった池添騎手が巧みなレース運びで早めに先頭に立ち後続を完封。鮮やかな変わり身を見せた。
馬主は五影慶則氏、生産者は新ひだか町のフジワラフアーム。馬名の意味由来は「私の+共有馬主4名の頭文字より」。

【池添謙一騎手のコメント】
「正直どうかなと思ったのですが、うまく先行出来ましたし、手応え良く追走出来ていたので、直線を向いた時には『あれ、もしかしたらいけるんじゃないかな』と思って最後は一生懸命追いました。手応え良く追走出来ていましたし、馬に任せてという感じで、あとは砂を被らないだけ気を付けて。うまくいけたと思います。持っている能力はあると思うので、あとはメンタルですね。少し気性が難しいところがあるので、集中して走ってくれれば、これからも頑張ってくれると思います。門別で勝つのは初めてで、毎年1回は乗りに来る競馬場なので勝てて良かったです。今週札幌記念もあるので、しっかり結果を出したいと思います」

  • マイティティー
  • (牝5、栗東・本田厩舎)
  • 父:エンパイアメーカー
  • 母:チアズガディス
  • 母父:フレンチデピュティ
  • 通算成績:25戦6勝
  • 重賞勝利:
  • 17年ブリーダーズGC(Jpn3)

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