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【中京注目新馬チェック】荒れた馬場こなした大型馬の評価は…!?
2019/7/22(月)
◆7月20日(土)3回中京7日目5R 2歳新馬(芝1600m)
マイネルグリット(牡2、栗東・吉田厩舎) 松山弘平騎手
父:スクリーンヒーロー
母:マイネショコラーデ
母父:ロージズインメイ
レース評価:★★☆☆☆
道中5番手で運んだマイネルグリッドが、先に抜け出したクリスティを直線で一歩ずつ追い詰め、交わしてからもフワっとせず、最後まで伸び切って1着。父がロベルト系スクリーンヒーロー、母の父はドバイワールドカップを勝ったロージズインメイ。いかにもパワー溢れる配合で、直線の急坂や荒れた馬場を難なくこなしていた。
母は函館2歳S2着のマイネショコラーデと仕上がりは早かったが、伯父ドリームバレンチノは古馬になってJBCスプリントを勝ち、叔父ウインムートもさきたま杯などを勝っているように、母系は成長力に富んでいる。その中で新馬戦を勝ち切ったのは大きい。今後は速い時計の馬場への対応力が問われてくるだろうが、こなせれば上のクラスでもやれそうだ。
◆7月20日(土)3回中京7日目6R 2歳新馬(芝1400m)
ペールエール(牡2、栗東・安田隆厩舎) M.デムーロ騎手
父:ダイワメジャー
母:アピールⅡ
母父:Selkirk
レース評価:★★☆☆☆
前半3F35.9と、1400mとしては新馬戦ということを考慮しても遅い前半3F35.9の流れを2番手で追走し、直線でしぶとく粘る逃げ馬を競り落とし1着。スローペースで着差が付かない中でも3着以下は5馬身離れており、決して展開に恵まれただけの勝利ではなさそうだ。
ダイワメジャー産駒の牡馬ということで、500kgを超える大型馬。初戦から動けてはいるが、叩いた次は反応が更に良くなるだろう。今日は追い出してから鈍いところもあり、距離はもう少し持ちそうだ。パワー型で荒れた芝を問題なくこなしており、今後もこのような馬場になった際は要注意だろう。競馬センスの高さは上のクラスでも武器となる。
◆7月21日(日)3回中京8日目5R 2歳新馬(芝2000m)
ロールオブサンダー(牡2、栗東・橋口慎厩舎) 松山弘平騎手
父:エピファネイア
母:ミッキーハナコ
母父:アドマイヤムーン
レース評価:★☆☆☆☆
1000m通過62.6とそこまで速いペースではなかったが、先行馬が伸びを欠き、後方で脚を溜めていた馬たちが直線一気に進出。先に抜け出したロールオブサンダーが、後方から迫ったソルトキャピタルを抑えて1着。レース上がり3F36.7と持続力を求められたレースを、長く脚を使い勝利してみせた。
叔父は先週名鉄杯を勝って、この先のダート路線を背負う存在となりそうなスマハマ。祖母はダートで活躍したサウンドザビーチと、母系はパワーに溢れている。力を要する最終日の芝も良かったのだろう。今後は速い時計、速い上がりに対応できるかが課題となる。
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