【オールカマー】年内引退示唆のレイデオロ、秋始動戦へ向け好調!

美浦

ウッドで追い切られたレイデオロ(左)とゴーフォザサミット(右)

19日、オールカマー(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

●前走、宝塚記念5着のレイデオロ(牡5、美浦・藤沢和厩舎)は、福永祐一騎手を背に南Wコースで追われ、5F69.9-54.1-39.9-12.9秒をマークした。

【藤沢和雄調教師のコメント】
「前走はスムーズな競馬ではありませんでしたが、馬は痛んでいないので大丈夫です。最終追い切りはジョッキーに感触を確かめてもらう程度でやりましたが、イメージを掴んでもらえたと思います。前走を使っている分、今回は違うはずだと思っています」

【福永祐一騎手のコメント】
「最終追い切りは上手に走れていましたし、瞬発力というよりもトップスピードを長く維持できるタイプかと思います。若い頃は難しい面もあったようですが、今は改善されてきて楽に走っていました。乗れることをすごく楽しみにしていましたし、さすがの馬体でした。難しいイメージがありましたが、馬がベテランという感じであまり張り切ることもなく分かっている感じでした。

競馬に行ってエンジンがかかるまで時間がかかるようですが、馬が分かっているところも影響しているかと思います。ドバイに行ったときは、環境が変わって潜在的に持っている気性の難しさが出たのではないかと思いますし、慣れている環境では力を抜く頭が良い馬だろうと思います。今回は走り慣れている中山ですし、難しい面は出さないと思います。

頭の高いフォームなので上手くバランスを取ってノメることもなさそうですし、走法としては雨が降っても問題ないと思います。加速が鈍いタイプなら、速い馬場にならないのはちょうど良いのではないかと思います。レース当日のパドック、返し馬、競馬が楽しみです」

●前走、札幌記念10着のゴーフォザサミット(牡4、美浦・藤沢和厩舎)は、北村宏司騎手を背に(レースでは石橋脩騎手が騎乗予定)南Wで追われ、5F70.3-54.5-40.1-12.9秒をマークした。

【藤沢和雄調教師のコメント】
「前走も脚を使っていますが、休み明けでしたからね。乗り込んではいましたが、それほど攻め切っていなかった分があったかと思います。今回は1回使われている分すごく良くなっていますし、もう少し上位にきてもらいたいです」

美浦

単走でしっかり追ったショウナンバッハ

●前走、新潟記念6着のショウナンバッハ(牡8、美浦・上原厩舎)は、助手を背に南Wコースで追われ、5F64.6-50.4-36.6-12.2秒をマークした。

【上原博之調教師のコメント】
「最終追い切りは単走でしっかり目に追う、この馬のいつものパターンでやりました。前走から状態は変わらずにきています。今まではトモが甘くて位置取りが後ろからになっていましたが、今はだいぶ馬がしっかりしてきて好位から競馬ができるようになりました。好位につけて、この馬の持ち味の終いの脚を生かせる展開になってくれればと思います。これまでのレースでは前が壁になることもありましたが、今回は頭数が少ないので捌きやすくて良いと思います」

美浦

ジョッキーも好感触のミッキースワロー

●前走、七夕賞1着のミッキースワロー(牡5、美浦・菊沢厩舎)は、菊沢一樹騎手を背に南Wコースで追われ、5F65.1-50.5-37.5-12.3秒をマークした。

【菊沢隆徳調教師のコメント】
「前走はトップハンデを背負っていましたが、流れに乗って強い競馬をしてくれたと思います。前走後は放牧に出して疲れを取って、帰厩後も馬は元気です。最終追い切りは、何度も乗っているジョッキーですし乗り手の感覚に任せました。

ゴール板のところを走っている姿を見ても馬の気分が良さそうでしたし、ジョッキーも好感触を掴んだようです。引き上げるときも息が乱れず、ケロッとしていました。気候も涼しくなってきていますし、良い方向に向かっていくのではないかと思っています。馬体も徐々にしっかりしてきていますし、精神面も普段から余計なことをしなくなってきています。

今の中山は馬場が良いので、少々雨が降っても問題はないと思います。中山2200は何度も経験しているのでコース形態に不安はありませんが、今回はメンバーが変わりますからね。G1馬もいて素晴らしいメンバーだと思いますが、胸を借りるつもりで負けないように頑張ってもらいたいです」