【有馬記念】ダービー馬ここにあり!武豊&ドウデュース復活の勝利

有馬記念で完全復活を遂げたドウデュースと武豊騎手

有馬記念で完全復活を遂げたドウデュースと武豊騎手


12月24日(日)、5回中山8日目11Rで第68回有馬記念(G1)(芝2500m)が行なわれ、武豊騎手騎乗の2番人気・ドウデュース(牡4、栗東・友道厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:30.9(良)。

2着には半馬身差で7番人気・スターズオンアース(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)、3着には1馬身差で6番人気・タイトルホルダー(牡5、美浦・栗田徹厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたジャスティンパレス(牡4、栗東・杉山厩舎)は4着に敗れた。

勝ったドウデュースは昨年のダービー馬。今年の天皇賞・秋やジャパンカップでは先日引退したイクイノックスとの直接対決も期待されていたが、武豊騎手負傷などのアクシデントも重なって本来の勇姿を見せることができずにいた。

しかしこの日は武豊騎手が復帰し、久々のコンビ復活。上位7頭が単勝10倍を切る混戦模様のG1を一刀両断、力強い末脚で先頭を駆け抜けた。これまでも数多の名馬が歴史を紡いできた記念すべきレースで、また1組の人馬が復活の勝鬨を上げた。

馬主は株式会社キーファーズ、生産者は安平町のノーザンファーム

  • ドウデュース
  • (牡4、栗東・友道厩舎)
  • 父:ハーツクライ
  • 母:ダストアンドダイヤモンズ
  • 母父:Vindication
  • 通算成績:12戦6勝
  • 重賞勝利:
  • 23年有馬記念(G1)
  • 23年京都記念(G2)
  • 22年東京優駿(G1)
  • 21年朝日杯FS(G1)

1着ドウデュース 友道調教師
「ほっとしたのと、さすが武豊と思った。やんちゃな面も見せていたが、ジョッキーがまたがってからは、平常心で返し馬もいけた。後方からでしたが、向正面から外目上がって行けた。秋3戦目でしたがゴール前で声が出ることはなかったが、声の出るような競馬でよかった。

武豊騎手がしっかりコンタクトを取ってくれて、折り合いもつけてくれた。距離不安も言われていたが、武豊騎手が乗れば気分良く走ってくれる。いいコンビだなと思います」

2着スターズオンアース ルメール騎手
「大外からいいポジションが取れた。楽に2番手に行けた。そのあとはマイペースに走って、最後も伸びてくれた。ただ直線向いてからは右にもたれてしまって、それが敗因。枠順は関係なかったです」

3着タイトルホルダー 横山和騎手
「残念ですね。あそこまでいったら勝ちたかった。秋3戦目ですし、ここを目標にこういう状態まで持ってきてくれたスタッフに感謝している。結果を出せず残念だった。タイトルホルダーらしい競馬であわやという場面を作ってくれた。かっこよかったですね」

4着ジャスティンパレス 横山武騎手
「馬の雰囲気が良く、返し馬の落ち着きもあったので今日はゲートもいけるかと思ったんですが。ゲートに入ると後ろ扉にもたれて、立ち上がる仕草があってやはり遅れてしまった。ゲートが出られたら色々なプランがあったけれど、あの競馬だとドウデュース相手だと思って、いいポジションが取れた。

コーナーでのギアチェンジがまだ上手くいかないので、そこで離されてしまった。一番人気に応えられず申し訳ないです」

5着シャフリヤール 松山騎手
「香港遠征からで調整が難しい中しっかり仕上げてくれて、返し馬から調子の良さを感じた。スターズオンアースの後ろでいい形で流れに乗れて、折り合いもついて最後まで脚を使ってくれた。本当に良い馬ですし、勝てなかったのは残念ですが、差のないところまでは来てくれました」

6着タスティエーラ ムーア騎手
「馬の状態はすごく良かった。手応えはあったが途中スローになって、馬群で運ぶ形になってスムーズに行かなかった。最後にいい脚を使っていたので、その分の着差ですね」

8着ソールオリエンス 川田騎手
「リズムよく運べて、直線も頑張ってくれた。これもいい経験になってくれたと思う」

12着スルーセブンシーズ 池添騎手
「返し馬のフットワークが良かったが、宝塚記念と比べると気負っている感じだった。後ろから行くプランだったが、外に壁が作れずハミが抜けなかった。向正面で抜けたが、それで力んでいた分、エンジンがかからず。2500mは長いかもしれません」

ドウデュース
ドウデュース
ドウデュース

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