【七夕賞】ミキノバンジョー「平坦の小回りはピッタリ」

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8日(日)に行われる七夕賞(G3)に出走予定のミキノバンジョー(牡5、栗東・大橋厩舎)の、大橋勇樹調教師の調教後コメントは以下の通り。


-:ミキノバンジョーにつきまして大橋調教師にお話を伺います。前回の福島戦のレース振りを改めて振り返ってください。

大橋勇樹調教師:特にジョッキーには指示をしていなかったのですが“追ってからそう伸びる馬でもないので好位につけて競馬してほしい”ということだけは伝えていました。思い切った先行策をとってくれて結果が出て、本当に良かったと思っています。

-:この馬の新たな一面が出たというような形ですか?

大:そうですね。もともと展開に左右される馬でもなく、どこからでも行ける自在な脚は持っているので、そういうものがたまたま逃げになったという感じですかね。

-:その福島戦からここまで、状態面の変化はいかがですか。

大:中1週ということになりますけれど、帰厩後も馬は元気でカイバもよく食べていますし、先週軽量した時点で体重も戻っている感じでした。

-:ということは、再度の輸送でも大丈夫そう?

大:ちょっと男馬の大型にしては環境の変化に戸惑うというか、カイ食いが細くなったりするんですよね。その点だけは気がかりなのですが、それさえなければいい状態でレースに臨めるのではないかと思っています。

-:今朝の最終追い切りはどのような内容で行われたのでしょうか。

大:中1週なので、ジョッキーにはサッと流してということを伝えました。

-:もう申し分のない感じで?

大:思ったよりも時計は出ていたのですが、無理してやっているわけではありませんので、いいのではないかと思います。

-:さて今回はオープン特別から重賞に変わります。メンバーも少し強くなりますが、そのあたりいかがでしょう。

大:中京記念も考えたのですが福島でこうやって勝ってくれたこともあり、メンバーを見渡しますと“こちらのほうがレースがし易いかな”と。そんな感じでこちらのほうに出走を考えました。

-:この馬は平坦の小回りを得意にしているという印象があるのですが、そのあたりはいかがでしょう?

大:小倉コースなんかでも勝ってくれてますからね。平坦の小回りはこの馬にピッタリなのではないかと思います。

-:夏の小倉で強さを見せる馬で、この暑い時期もいいのではないかと?

大:そうですね。昨年も一昨年も暑い時期に本当に頑張ってくれましたからね。体調は使いつつアップしている感じは受けています。

-:となりますと、重賞タイトルに向けて期待が懸かる一戦ではないですか?

大:何とかこのあたりで。重賞レースに手が届きそうなところまで来ていますので、どこかでひとつ獲りたいなと思っています。

-:ここで結果が出ますと、サマー2000シリーズというのが見えてきますね。

大:このレースを使って体調を見てからですが小倉記念、新潟記念、2000シリーズに臨みたいなと思っています。

-:それでは期待されているファンの方々に、最後にメッセージをいただけますか。

大:この馬は夏になると本当に体調が良くなって成績もいいので、皆さん応援よろしくお願いします。