4日、安田記念(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。グランデッツァ(牡5、栗東･平田厩舎)は石橋脩騎手を背に坂路で強めに追われ、4F53.4－39.4－25.3－12.1秒をマークして最終リハを終えた。

「中2週だし、今週は上がり重点で。良い反応をしていたし、状態は良さそうですね」と小林調教助手は追い切りの内容に及第点を与えた。

ダービー敗戦後の秋に左前脚屈腱炎を発症。屈腱炎を乗り越えて2年ぶりの芝でのレースとなった前走は、芝1800mの日本レコードVを決めて完全復活を果たした。

「前走の勝ちっぷり、内容ならマイルはむしろ合うイメージ。相手はかなり強くなりますが、まとめて負かせるだけの力を秘めていると思いますよ」

札幌2歳SやスプリングSなど重賞2勝を挙げており、デビュー時から期待されてきた素質馬。皐月賞ではゴールドシップやディープブリランテを抑えて1番人気に支持されていた。念願のG1を奪取に向けて陣営のムードも高まっている。

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