【POG】テイエムグッドマンら日曜小倉6Rトレセン直送トーク

●7月31日(日) 2回小倉2日目6R 2歳新馬(芝1200m)

新種牡馬のアイルハヴアナザーを父に持つゼットパール(牝2、栗東・宮厩舎)は、助手を背に坂路での追い切り。リュウセイ(3歳未勝利)と併せ、実践さながらに一杯に追われ4F52.4秒、終いは12.4秒をマーク。

騎乗した増井調教助手は「坂路で最後の2Fを24秒3-12秒4で上がってこれた。2歳馬ではなかなか出せないラップだと思う。目一杯に追ったのは先週と今週の2本ぐらい。そこがどうかだが、調教だけ走れば楽しみがありそう」とこの好時計に納得の表情。半兄のゼットスマイルは長丁場を中心に使われているが、父が替わってどうなるか期待してみたい。


近親に重賞3勝、G1でも上位に幾度も好走したシルクフェイマスがいるテイエムグッドマン(牡2、栗東・福島厩舎)は、入厩してから坂路、CW、プールとバラエティに富んだ調教を積んできた。最終追いは坂路で4F52.2秒m、終い12.9秒をマーク。さらに翌日にはプールを2周し、ハードなトレーニングにも関わらず馬は元気いっぱいだ。

管理する福島信晴調教師は「先週は3頭併せで先着したし、今週の坂路は52秒2で動けてるから。大跳びだから千二は少し忙しいかもしれないが、いいモノは持っていそうだよ」と同馬の素質を高く評価。前述シルクフェイマスも中長距離で活躍していたので、血統面から言えばこの距離は未知数も、素質の高さ、タフな体力で狙うはデビュー勝ちだ。


ヨハネスブルグ産駒のワンダーフルリール(牝2、栗東・中竹厩舎)は、小倉競馬場に入厩し最終追いは当地のダートコースで行われた。5F70秒フラット、終い12.6秒で、古馬500万下のカフジビーナスにクビ差先着。新しい環境でもしっかりとした調教内容で不安点は見られないか。

「もう少し先のデビューを考えていたんだけど、想定していたよりも仕上がってきちゃったからね。前向きすぎるぐらいの性格をしてるし、新馬向きじゃないかな」と管理する中竹和也調教師。父、ヨハネスブルグは日本での初年度だった5歳世代が中央・地方合わせて2歳重賞を3勝、無類の強さを見せた。2歳戦では注目の種牡馬で、この馬も新馬勝ちの期待は大きい。