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【アルゼンチン共和国杯】有力ジョッキー不在⁉ 絶妙な距離適性が攻略のカギ!
2024/10/27(日)
提供:重賞トレンドジャッジ
怒涛の3週連続GⅠデーが終わって、次はGⅡアルゼンチン共和国杯ですよ。
ここで小休止、なんて言ってられないような面白いハナシがいっぱい入っているからな。11月も一発目から激アツだぞ!
では、前のめりなブライアンからこのレースの注目ポイントについて話をしてもらおうかな。
ポイント①騎手の配置に注目!
今年のアルゼンチン共和国杯の想定を見て真っ先に思ったのは、リーディング上位のジョッキーが殆ど出て来ないこと。
同週のブリーダーズカップに乗りに行ってるから、そもそも日本にいないんだよな。当然乗り替わりになる馬も出てくるし、ノーザンファームの有力馬なんかは無理にここで使ってこないってことも考えられる。
有力なジョッキーが少ないと、ジョッキーで人気が偏るってことはなさそうだね。
おまけにハンデ戦ってこともあって、突出した実績のある馬はまあ出て来ない。オッズが割れそうなレースだな。
昨年こそ落ち着いた配当だったが、これは3着が同着で配当が分散した影響もある。基本的に3連単は万馬券になるレースで、スンナリ決まるとは思わない方がいいぞ。
確かに。人気馬も穴馬も取捨が難しくなりそうだ。
せっかくだから、有力ジョッキーが出払っている状況での狙い目についても教えてよ。
乗り替わりのない馬はもちろんだが、仮に乗り替わりがあるとしても、早い段階でトップジョッキーを確保していた馬は注目だな。
ハッキリとここを目標に定めているからこそのジョッキー確保で、勝負気配が高いと言える。
この辺りのハナシって、公に鞍上が発表される前から入って来ることもあるんだよ。世間が思っているよりも早くキープされていたケースも把握できるってワケ。
そういう裏バナシまで予想に絡められるのは事情通ならではだね。わざわざそれを言うってことは今週もいい情報が入ってるって認識でいいのかな?
もちろん!詳しくは言えないことも多いんだが、しっかり予想に反映させるから楽しみにしていてくれよ。
荒れそうなレースってことで、僕からも予想のポイントを一つ。
待ってました!
ポイント②坂下スタートがスタミナを奪う!
このレースで要求される適性は東京2400mからガラッと変わる。というのも、東京芝2500mは坂の下から始まるんだ。スタートでいきなり坂をを上って、最終直線でもう一度上ることになる。
額面上は+100mでも、その数字以上にスタミナを削られる。これは絶対に覚えておいてほしいポイントだね。
なるほどな。なんとなく東京芝と言えば瞬発力勝負ってイメージの人も多いと思うが、その考えで予想をすると罠にハマるってわけだ。
そうそう。100mしか変わらないからと言って、いかにも東京芝2400mが合いそうな馬を買うのは危ないね。
かといって天皇賞・春やステイヤーズSほどの長距離適性が要求されるわけではない。そうすると、2200mではちょっと短い、かと言って3000mまで行くとやや長い、みたいな適性の馬にとっては願ってもないチャンスともいえるよね。
これはまた複雑なポイントだな。スタミナが要求されるからと言って、長距離で結果が出ていないからダメってわけでもないと。
長距離でも中距離でも善戦止まりの馬が花開くチャンスとも捉えられるな。
なかなかに難解だと思うんだけど、その絶妙なラインの見極めは我々プロに任せてほしいね。
その通り!今週も吟味に吟味を重ねて渾身の予想をお届け予定だから、最終結論は週末まで待っていてくれよ。また会おう!
プロフィール
ブライアン梶田
業界関係者と幅広い交友を持ち、陣営の“思惑”を予想に落とし込む一方、枠や脚質から展開を読むことにも長けている。勝った夜に呑む酒こそ、この世の至高らしい。長年培った勝負勘から厳選指名するターゲットは必見。
プロフィール
境和樹
立教大学部法学部卒。『東京スポーツ』や『競馬の天才!』などで人気コラムを執筆し、『ラジオ日本』ではメイン解説を務めるなど各メディアから注目されている実力派血統予想家。血統理論により導き出された必然の穴馬から驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。