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【チャンピオンズカップ2024】有力馬陣営に疑念アリ⁉ 血統傾向は春と真逆に
2024/11/24(日)
提供:重賞トレンドジャッジ
さて、12月最初のGⅠレース、チャンピオンズカップですよ。
もう12月とはね。時が経つのはあっという間だ。ホープフルSまでの5週間、悔いが残らないように全力で走り抜けたいね。
うんうん。まずは月初めのGⅠを勝っていいスタートを切りたいところ。早速だけどブライアンからこのレースのポイントを教えてもらおう。
ポイント①レモンポップ陣営の足並み揃わず!?
今回人気の中心になるのはレモンポップだよな。国内では全く崩れずにGⅠ、JpnⅠを合わせて5勝。昨年のこのレースも不利と言われた大外枠から完勝しているし、一番人気になるのも不思議じゃない。
ただ、俺が気になるのはこの馬を使う側の思惑なんだ。
このコーナーでも折に触れて言っている「レースを使う側の視点に立って考えると競馬はもっと面白い」ってやつだね。
そうそう。その「レースを使う側」に今回どうにも引っかかる点があってさ。というのも、馬主サイドと厩舎サイドの足並みが揃っていない気がするんだ。
レモンポップはここで引退して種牡馬入り。連覇達成となれば種付け料は相当跳ね上がるよな。そうなると、馬主サイドのダーレーとしては何としても勝ち負けまで持って行って欲しいところ。
一方で厩舎サイドのトーンを見ていると、正直この馬に全盛期の勢いは感じていなそうなんだよ。
確かに、前走も負けたら引退するかもってウワサだったし、ケイコで2歳馬2頭に遅れていたのは関係者の間でも話題になってた。
先着した馬の方を褒める話もあったが、一方で「レモンポップ、大丈夫なの?」って話も結構上がってたね。実際、本番も辛勝って感じだった。少なくとも単勝1.1倍の馬の勝ち方ではなかったよ。
そうなると、ここで勝ってほしいダーレーに対して、厩舎としては「出来ることはやりますけど...」くらいの気持ちなのかもね。
とはいえ実績を見ればメンバー最上位は間違いない。それに、前走がたまたま今一つのデキだった可能性もあるからな。
この辺りは色んなツテを通じて実情を探っている最中だから、取捨については一旦保留で頼む!
今週の調整次第で大きく変わる部分もあるからね。ひとまずは調整過程や陣営のトーンまで要チェックだってことだけ頭に入れておいてもらいたいところ。
キレイにまとめてくれて助かるぜ。そんな境編集長からもこのレースのポイントを教えてもらえるか?
ポイント②日本の主流血統を狙え!
このレースは日本の主流血統が強いよね。
過去10年で見てもキングカメハメハ産駒が3勝、ゴールドアリュール産駒が2勝、それからシンボリクリスエス産駒とスズカマンボ産駒が1勝ずつで合計7勝が日本調教馬の産駒によるものだ。
これはフェブラリーSと対照的なのが面白いところ。フェブラリーSは分かりやすく米国血統が強くて、米国ダート馬の産駒が過去10年で6勝を挙げている。
確かに興味深い傾向だな。コースが替われば血統傾向もガラッと変わるわけだ。
そうそう。勝ち馬以外で見ても、昨年の2、3着馬はそれぞれキタサンブラック産駒、ドゥラメンテ産駒だったし、18年や22年のように1着から3着まで日本調教馬の産駒がズラリという年もある。
実績的にはフェブラリーSの好走馬を狙いたくなるけど、血統的にはリンクしないどころか真逆の傾向ということを覚えておいてほしいね。
なるほど。それを念頭に改めて見てみると人気上位だが血統的には怪しそうな馬もいるし、逆に人気薄だが血統的には好走しそうな馬もいるわけだ。
さて、これまで見てきたような陣営のトーンや血統に限らず、ケイコや枠なんかも加味した金脈馬を週末にお届けするぞ。楽しみに待っていてくれよな!
【チャンピオンズカップ】万券連発の競馬JAPANがお届けする必見の金脈馬
プロフィール
ブライアン梶田
業界関係者と幅広い交友を持ち、陣営の“思惑”を予想に落とし込む一方、枠や脚質から展開を読むことにも長けている。勝った夜に呑む酒こそ、この世の至高らしい。長年培った勝負勘から厳選指名するターゲットは必見。
プロフィール
境和樹
立教大学部法学部卒。『東京スポーツ』や『競馬の天才!』などで人気コラムを執筆し、『ラジオ日本』ではメイン解説を務めるなど各メディアから注目されている実力派血統予想家。血統理論により導き出された必然の穴馬から驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。