一時は年間0勝というどん底を味わいながらも、今や大手の主戦ジョッキーとして活躍を見せる
不死鳥ジョッキー。諦めることなく復活を果たした男が日々の騎手生活を自らの言葉で紡いでいく。
小倉芝は力が要る馬場になっています
2020/1/30(木)
この土曜は小倉で4鞍に騎乗します。2Rのアキトゴーは現地滞在で調教に乗せていただいています。一戦毎に着順を上げている段階で、調子も良くもう一歩の前進が見込めそう。4Rのメモリアも追い切りに乗せていただきました。初戦から4戦を経て大人になってきた印象で、休み明けがむしろプラスに出てくれませんか。12Rのマイネルアムニスは年齢的に大きな変化はなさそうですが、小倉巧者で時計はかかったほうがいいタイプ。適性面で前進に期待しています。
日曜も小倉で7鞍に騎乗します。4Rのブラックスプルースは前走4着後も滞在して元気一杯。状態も適性も確認できているので、改めて期待しています。5Rのコスモブルーノーズも小倉に到着してから乗せていただきましたがイイ感じ。ここ2戦の内容からも中間の1800mはマッチするはず。かねてから期待している馬で楽しみです。9Rのコスモレリアは現地で一度使ってトモがパンとしてきました。少頭数の距離延長で変わり身を見込みたい。11Rのナーゲルリングは時計がかかる馬場は歓迎というタイプ。51キロのハンデで先行力を活かしたい。12Rのマイネルエキサイトは前走が好感触でしたが、小倉に到着してからも元気一杯。時計がかかる平坦コースは合うはずなので、更なる前進に期待したい。
今週はお世話になっている厩務員さんに誘われるがまま、現地にあるボルダリングに行ってみました。10年単位の久々でなかなか難しかったですが、普段とは違う箇所の筋肉を使う感じが新鮮でした。いいトレーニングになりそうですし、何より会員になってしまったので時間さえあれば足を運ぶことになると思います(笑)。
プロフィール
柴田 大知 - Daichi Shibata
1977年6月18日生まれ、栃木県出身。
1996年に騎手デビュー。デビュー2年目までは年間20勝以上をマークする若手有望株として注目を浴びたが、年々勝ち星が減少。遂に2006〜2008年は未勝利に終わった。しかし、騎乗数を徐々に取り戻すと、2011年には中山グランドJで涙のG1制覇。「マイネル軍団」の主戦ジョッキーとしてのポジションも確固たるものとした。2013年にはマイネルホウオウでNHKマイルCを制し、平地・障害ダブルG1制覇を達成した。