一時は年間0勝というどん底を味わいながらも、今や大手の主戦ジョッキーとして活躍を見せる
不死鳥ジョッキー。諦めることなく復活を果たした男が日々の騎手生活を自らの言葉で紡いでいく。
土曜が東京、日曜は福島で騎乗します
2023/4/20(木)
先週はダイチラファール(5人気4着)が最高着順。7ヶ月振りで12キロ増えての出走でしたが、好位から内容あるいい競馬をしてくれたと思います。使って確実に上積みが見込めそうなので次走が楽しみですね。今週は火曜に大井の交流に乗せていただき、開催替わりの東京から福島遠征もあり、むしろ気持ちが新鮮です。スライドなどがあって鞍数は少なくなりますが、より集中して頑張ります。
開幕週の土曜は東京で4鞍に騎乗します。3Rのビップスコーピオンは前走2着後に休みを入れていただいて、ベストコースの東京2100mを目標にきています。いつもどおり仕上げは厩舎にお任せしていますが、一発目で決めて流れに乗りたいです。
9Rのペリプルスの前走は、少頭数とはいえ昇級緒戦から内容がありました。気持ちが前向きになっており、今回の舞台もマッチしてくれそう。スタミナを活かす競馬で前進させてあげたい。12Rのアキノスマートは調教に乗せていただきましたが、とても背中がいい馬です。大分間隔こそ空いていますが、距離は今回くらいのほうが良さそう。次に繋がるようなレースができればと思っています。
日曜は福島で2鞍に騎乗します。9Rのギンノサジは3走前に乗せていただいた中山戦がいい内容でした。今回は休み明け3走目で、未勝利を勝っているコースへの続戦。一番いいタイミングでいただけた依頼だと思うので頑張りたい。
先週少し前振りをしましたが、新クールのドラマが始まって夜も慌ただしくしています。やはり安定して見入ってしまうのは教場0。テンポも良く、前2作に繋がるストーリーだけにこれは毎週見逃せません。だが、情熱があるも芸人さんらしいエピソード。演者さんもマッチしていて、なかなか自分好みのムードです。ケイジとケンジ、時々ハンジも前作からパワーアップしてキャスティングが豪華になりましたね。
プロフィール
柴田 大知 - Daichi Shibata
1977年6月18日生まれ、栃木県出身。
1996年に騎手デビュー。デビュー2年目までは年間20勝以上をマークする若手有望株として注目を浴びたが、年々勝ち星が減少。遂に2006〜2008年は未勝利に終わった。しかし、騎乗数を徐々に取り戻すと、2011年には中山グランドJで涙のG1制覇。「マイネル軍団」の主戦ジョッキーとしてのポジションも確固たるものとした。2013年にはマイネルホウオウでNHKマイルCを制し、平地・障害ダブルG1制覇を達成した。