一時は年間0勝というどん底を味わいながらも、今や大手の主戦ジョッキーとして活躍を見せる
不死鳥ジョッキー。諦めることなく復活を果たした男が日々の騎手生活を自らの言葉で紡いでいく。
感触のいい馬が揃っています
2024/12/5(木)
先週は競馬で初めて乗せていただいたマイネルアウルム(14人気5着)が最高着順。返し馬から凄く背中がいいなと関心していたのですが、レースに行ってもその感触どおりにしっかり走ってくれました。素直で乗りやすくて、特に注文がつかないタイプ。上積みが見込める2戦目が楽しみです。
この土曜は中山で6鞍に騎乗します。2Rのアイアンオバーカムの前走はダート適性を感じました。中山替わりもプラスに出ると思うので前進させてあげたい。3Rのローレンの初戦は今回に繋がる内容でした。この馬も中山向きと見ており2戦目で力が入ります。
5R(2歳新馬)のヴェリーヌは2週続けて乗せていただいて、今週の追い切りでは気持ちが入っていました。まだ体に芯が入っていない面がありつつも前向きさで頑張ってくれそう。いいモノを持っており、現時点でどこまで走れるか楽しみです。7Rのパーセルペーパーは夏場の休養を経て良くなっているのですが、昇級しての前2走が案外。左回り、右回りが関係しているとは思えないので、連闘が刺激になってくれればキッカケを掴めていいはず。
11Rのマイネルニコラスはいい意味で平行線。前走も頑張っているのですが、東京の速い馬場が合わなかった印象。2勝クラスを勝たせてもらったコースなので改めて期待しています。12Rのササヤキは立派な馬ですが、モマれずスムーズに運ぶことが好走の条件になりそう。そんなレースを心掛けてクラスに目途を立ててあげたい。
日曜も中山で2鞍に騎乗します。 5R(2歳新馬)のマイネルライゼンはゲート試験からずっと乗せていただいています。乗り込み量も豊富で、やれることはしっかりこなしてのデビュー戦。新馬向きだと思いますし、追い切りだけ動ければ勝負になっていいはず。
今週は休日の月曜に室井慎次 生き続ける者を観てきました。少し前に室井慎次 敗れざる者にも行っての2部作でしたが、踊る大捜査線ファンとしてはたまらなかったです。そんなタイミングで今朝、織田裕二さん主演で2026年に最新作踊る大捜査線 N.E.W. 公開も発表されたので、その上映を楽しみに待ちたいと思います。
プロフィール
柴田 大知 - Daichi Shibata
1977年6月18日生まれ、栃木県出身。
1996年に騎手デビュー。デビュー2年目までは年間20勝以上をマークする若手有望株として注目を浴びたが、年々勝ち星が減少。遂に2006〜2008年は未勝利に終わった。しかし、騎乗数を徐々に取り戻すと、2011年には中山グランドJで涙のG1制覇。「マイネル軍団」の主戦ジョッキーとしてのポジションも確固たるものとした。2013年にはマイネルホウオウでNHKマイルCを制し、平地・障害ダブルG1制覇を達成した。