
一時は年間0勝というどん底を味わいながらも、今や大手の主戦ジョッキーとして活躍を見せる
不死鳥ジョッキー。諦めることなく復活を果たした男が日々の騎手生活を自らの言葉で紡いでいく。
あっという間に週末です
2026/2/12(木)
先週土曜は自分の騎乗レースが終わった後に降雪で開催中止。土曜の夜は大丈夫そうな気配だったのですが、朝6時前に起床すると競馬場が真っ白。早くに日曜の中止が決まって9時の発表まで食堂などで待機していたのですが、火曜に代替ということで月曜夜までは一度帰宅することができました。
僕らよりも大変そうだったのは、さらに雪が凄かったというトレセン。日曜に乗れなかった馬もいたそうで、それでも水曜からはいつも通りの調教日程で週末を迎えることになります。あっという間にまた競馬ですが、とりわけ日曜は気温も上がりそうなので、寒暖差で体調を崩さないようにご注意ください。

この土曜は東京で5鞍に騎乗します。2Rのスマートクオーレは中1週になりますが、馬はタフで元気一杯。東京2100mもこなしてくれたので、もう相手関係や展開ひとつという段階です。4R(新馬)のラガッツァケコーレは除外が続いた分で乗り込み量は十分。新馬の中では仕上がりが進んでいるので、現状における力は出し切れるはず。
6Rのソルトバーンはひと息入れての牝馬限定戦。条件はいいと思いますが、速い馬場への対応がカギになりそう。7Rのリネンタイリンは休み明けでも順調に追い切りをこなして好調。同じ距離でもあるので、最後に脚を使ってくれた京王杯2歳Sのイメージで乗りたい。
日曜も東京で5鞍に騎乗します。2Rのマイネルアイフェルの前走は、交流の川崎でも初ダートの感触が悪くなかった。2100mくらいあっていいと思うので、中央場所でも目途を立ててあげたい。
4Rのマイネルミラケルも交流の船橋で勝ち上がっての昇級緒戦。一気の相手強化にはなりますが、適性面で期待しています。5Rのコスモアマデウスは一息入れてこの馬なりにしっかりしてきました。今回も速い馬場への対応がカギになります。
6Rのグランツローゼの前走は、地方から戻ってきての緒戦で忙しい印象でした。距離延長は歓迎なので、スタミナを活かすような乗り方をしてあげたい。9Rのコスモエスパーダは気が付けば10歳馬。なんと6年振りに依頼をいただけたので、勝った当時などを思い出しつつ人馬で頑張ります。

先週はジョッキーとハイタッチ会のお知らせをさせていただきましたが、そんなタイミングでまさかの開催中止。コラムを読んでいただいてのご来場、抽選にも当たっていたという皆様には申し訳なく思います。どこかで仕切り直しがあると思いますので、改めての告知をお待ちください。
プロフィール

柴田 大知 - Daichi Shibata
1977年6月18日生まれ、栃木県出身。
1996年に騎手デビュー。デビュー2年目までは年間20勝以上をマークする若手有望株として注目を浴びたが、年々勝ち星が減少。遂に2006〜2008年は未勝利に終わった。しかし、騎乗数を徐々に取り戻すと、2011年には中山グランドJで涙のG1制覇。「マイネル軍団」の主戦ジョッキーとしてのポジションも確固たるものとした。2013年にはマイネルホウオウでNHKマイルCを制し、平地・障害ダブルG1制覇を達成した。





