一時は年間0勝というどん底を味わいながらも、今や大手の主戦ジョッキーとして活躍を見せる
不死鳥ジョッキー。諦めることなく復活を果たした男が日々の騎手生活を自らの言葉で紡いでいく。
プレイアンドリアル順調です!
2014/4/10(木)
先週は土日で1勝ずつ上積みすることができました。マイネプレセアは前が速くていい流れだなと思いながら乗っていて、1600mになって追走が楽になり、道中どこを行こうかなと考えられる余裕がありました。とにかく手応えが絶好でしたね。ソエの影響などもあって勝つのに時間は掛かりましたが、終わってみれば強かったです。マイネルメリエンダはようやく勝ててホッとしています。2着の馬は前走で僕が乗っていて、良馬場だったら際どくなるなと思っていたんです。さすがに放牧に出るようですが、競馬に行くまで大分落ち着いて走れるようになってきたので、これからが楽しみですね。
今週は3場開催なので多めの頭数、土曜は中山で11鞍に騎乗します。ニュージーランドTのマイネルディアベルは次走にも繋がるよう、内容まで意識しながら乗りたいと思っています。G1で4着という実績がある馬なので、当然力があるところを見せたいです。12Rのマイネルティンランは体が戻っていれば巻き返せるはずです。前走と同じ条件なので、脚の使い所を工夫してみます。3Rのマイネルボルソーは展開に左右される面はありますが、前が流れてくれるようなら勝てるだけの脚を持っています。7Rのコスモナイスガイは500万でも通用する馬だと思いますが、大型馬で本質的には使いつつ良くなるタイプです。
続く日曜も中山で8鞍に騎乗します。4Rのマイネルヴェルスは凄くスタミナがある馬で、前走のような重い馬場が理想です。そういった意味で今の中山は合うと思いますし、自分から動いてまたスタミナ勝負に持ち込みたいですね。10Rのコスモミレネールは前半の溜めをどれだけ後半に効かせられるかです。上手く自分のペースに持ち込んで、前走の3着以上を狙います。7Rのマイネルイルミナルはどちらかと言うと左回りのほうが合うのですが、500万には目途が立っています。こちらも使いつつ調子を上げるタイプではあるものの、緒戦からひとつでも上の着順を目指して頑張ります。
未崎も自分のコラムに書いていましたが、先週日曜の競馬終了後に北海道のビッグレッドファームに行ってきました。何よりプレイアンドリアルの状態が知りたかったのですが、スタッフの方々のお蔭で脚元もスッキリしていましたし、順調に調整されています。普通キャンターですが坂路も2本乗せていただいて、やっぱり他の馬とは乗り味が全然違います。プリンシパルSから日本ダービーを見据えているのですが、本当に良いのでお世辞なしに間に合ってくれると思います。僕自身が一番楽しみにしていますが、皆さんも楽しみにしていてください。
来週の皐月賞、ウインフルブルームも今から楽しみでなりません。関西馬なので、当日まで調教は厩舎にお任せです。中山コースならチャンスは十分にあると思っています。今の内から相手関係やレースの流れをシミュレーションして、結果を求めて頑張ります。その意気込みなどは、改めて来週書かせていただきます。
今週は3場開催なので多めの頭数、土曜は中山で11鞍に騎乗します。ニュージーランドTのマイネルディアベルは次走にも繋がるよう、内容まで意識しながら乗りたいと思っています。G1で4着という実績がある馬なので、当然力があるところを見せたいです。12Rのマイネルティンランは体が戻っていれば巻き返せるはずです。前走と同じ条件なので、脚の使い所を工夫してみます。3Rのマイネルボルソーは展開に左右される面はありますが、前が流れてくれるようなら勝てるだけの脚を持っています。7Rのコスモナイスガイは500万でも通用する馬だと思いますが、大型馬で本質的には使いつつ良くなるタイプです。
続く日曜も中山で8鞍に騎乗します。4Rのマイネルヴェルスは凄くスタミナがある馬で、前走のような重い馬場が理想です。そういった意味で今の中山は合うと思いますし、自分から動いてまたスタミナ勝負に持ち込みたいですね。10Rのコスモミレネールは前半の溜めをどれだけ後半に効かせられるかです。上手く自分のペースに持ち込んで、前走の3着以上を狙います。7Rのマイネルイルミナルはどちらかと言うと左回りのほうが合うのですが、500万には目途が立っています。こちらも使いつつ調子を上げるタイプではあるものの、緒戦からひとつでも上の着順を目指して頑張ります。
未崎も自分のコラムに書いていましたが、先週日曜の競馬終了後に北海道のビッグレッドファームに行ってきました。何よりプレイアンドリアルの状態が知りたかったのですが、スタッフの方々のお蔭で脚元もスッキリしていましたし、順調に調整されています。普通キャンターですが坂路も2本乗せていただいて、やっぱり他の馬とは乗り味が全然違います。プリンシパルSから日本ダービーを見据えているのですが、本当に良いのでお世辞なしに間に合ってくれると思います。僕自身が一番楽しみにしていますが、皆さんも楽しみにしていてください。
来週の皐月賞、ウインフルブルームも今から楽しみでなりません。関西馬なので、当日まで調教は厩舎にお任せです。中山コースならチャンスは十分にあると思っています。今の内から相手関係やレースの流れをシミュレーションして、結果を求めて頑張ります。その意気込みなどは、改めて来週書かせていただきます。
プロフィール
柴田 大知 - Daichi Shibata
1977年6月18日生まれ、栃木県出身。
1996年に騎手デビュー。デビュー2年目までは年間20勝以上をマークする若手有望株として注目を浴びたが、年々勝ち星が減少。遂に2006〜2008年は未勝利に終わった。しかし、騎乗数を徐々に取り戻すと、2011年には中山グランドJで涙のG1制覇。「マイネル軍団」の主戦ジョッキーとしてのポジションも確固たるものとした。2013年にはマイネルホウオウでNHKマイルCを制し、平地・障害ダブルG1制覇を達成した。